「今日はしんどいな」と思いながら、
それでも笑顔で「おはよう」って言ってる朝。
……ありませんか?
家の空気は、わたしの機嫌しだい。
ずっとそう思ってました。
朝のひと言でその日が決まる気がするから、
無理にでも明るくふるまう。
そうして夜、
電池が切れたみたいに動けなくなる。
前向きでいることを、
がんばりすぎてたのかもしれません。
今日は、そんな話です。
家の空気は、わたしの機嫌しだい——そう思ってた
自分が不機嫌だと、子どもも不機嫌になる。
逆に笑ってると、
なんとなく一日がうまく回る。
だから多少しんどくても、
口角を上げて「おはよう」。
牛乳をこぼされてもぐっとこらえて、
「大丈夫だよー」と拭く。
イライラは飲み込む。
落ち込んでも、子どもの前では顔に出さない。
そうやって一日を持たせて、
寝る前にどっと疲れる。
「今日もちゃんとやれた」って思うのに、
なんにも満たされない。
……というか、
笑ってた時間が長い日ほど、
夜がしんどかったりするんですよね。
あれ、なんなんでしょう。

ずっと前向きでいようとすると、かえってもろくなる
何があっても明るく受け止めよう、
っていつも構えていると、
かえって心がもろくなることがある。
そう言われています。
これ、わたしにはめちゃくちゃ心当たりがありました。
しんどい日ほど「でも今日は洗濯物が乾いたし」
「でも子どもは元気だし」って、
いい方を無理やり数えるクセがついてたんです。
数えてるあいだは、
なんとか持ちこたえられる。
でも、数える材料がない日って来るんですよ。
そこで一気に崩れる。
うまくいったことだけを見て、
うまくいかなかったほうは見ないようにする。
それを続けていると、
本当にしんどい日が来たときに、
その気持ちをどう扱っていいか、
わからなくなる。
前向きでいることが悪い、って話じゃないんです。
ただ「前向きしかない」と、
逃げ場がなくなる。
それだけ。
子どもが見ているのは、平常心じゃなくて「戻り方」
落ち込んだ顔を子どもに見せないようにしてたのは、
心配をかけたくなかったから。
それだけは、
間違ってなかったと思ってます。
でも、それをずっと続けると。
「大人は落ち込まないもの」って
伝えてしまうことになるのかもしれません。
そうすると子どもは、
自分が落ち込んだときに
「これはおかしいことだ」って思ってしまう。
……思い当たることが、ありました。

学校で嫌なことがあったらしい日に、
うちの子が「べつに、大丈夫」って言って、
さっさと部屋に入っていったんです。
わたしがずっとやってきたことを、
そのままなぞられた気がしました。
子どもに見せたいのは、
へこまない姿じゃない。
へこんでから、戻ってくる姿のほうなんですよね。
落ち込んだ、
でも一晩寝たらちょっと回復した。
その一部始終こそが、
いちばんの手本になるんだと思います。
小さな「ちょっと嫌」を、避けすぎない
気の重いことを全部先送りにしていると、
いざというときに慌てやすくなる。
そんな話もあります。
心も体と同じで、
まったく負荷をかけずにいると、
急なことに対応しづらくなるのかもしれません。
だから、小さな不快に日ごろから少しだけ触れておく。
といっても、大げさなことじゃなくて。
- 気の重い電話を、後回しにせず先にかけちゃう
- 断りにくいお誘いに、一度だけ「今回はごめんね」と言ってみる
- シャワーの最後を、ちょっとだけぬるくして出る
どれも、たいしたことじゃありません。
でも「ちょっと嫌」を自分で選んで通っておくと、
想定外のことが起きたときに、
少しだけ落ち着いていられる気がするんです。
心がざわつくこと自体には、
もう驚かなくなるからかな、と思ってます。
避けたいのはむしろ、
嫌なことをゼロにしようとして、
毎日をぱんぱんに整えてしまうこと。
整えるほど、
崩れたときの落差が大きくなるので。
落ち込んだ日の、うちのやり方
それでもダメな日は、あります。
理由もわからないのに気持ちが沈んで、
子どもの声がうるさく感じる日。
そういうとき、
最近は先に宣言するようにしてます。
「ママ、今ちょっと充電切れだから、
10分だけ静かにさせて」
隠して耐えるより、
そのほうがずっとラクでした。

10分で何かするわけでもないんですよ。
コーヒーをいれて、座って、何も考えない。
それだけ。
でも「わたしは今しんどい」って口に出せた時点で、
もう少し軽くなってる気がします。
……とはいえ、
それでもうまくいかず、
つい強い言い方をしてしまう日もあって。
そんなときは、あとから短く謝ります。
長い説明はしません。
「さっきは言い方きつかったね、ごめん」だけ。
以前それを言ったら、
子どもが「いいよ、ママ疲れてたんでしょ」って返してきて。
こっちが泣きそうになりました。
ちゃんと見てるんだな、って。
隠してたつもりでも、
たぶん最初からぜんぶ見えてたんでしょうね。
機嫌のいい親より、戻ってこられる親
いつも笑顔のママでいなくていい。
そう思えるようになってから、
ちょっとだけ息がしやすくなりました。
沈む日があってもいい。
大事なのは、
そこから戻ってこられること。
そして、
戻ってくる姿を子どもが見ていること。
もちろん、
毎日うまくできてるわけじゃありません。
今日も夕方には眉間にしわが寄ってました。
……それでもいいんだと思います。
無理に笑わない日が、あってもいい。
今日はそれだけ、
持って帰ってもらえたらうれしいです。
みなさんは、しんどい日、
どうやり過ごしてますか?
※この記事は、わたし自身の体験と、見聞きした話をもとにした感想です。専門的な助言ではありません。気分の落ち込みが長く続くときは、無理せず専門家に相談してくださいね。
