スマホを開くと、今日もAIの話題。
「これができるようになった」
「あの仕事はいずれなくなる」
……そういうニュースを見て、
ふと不安になったこと、ありませんか?
わたしは、あります。
「うちの子が大人になるころ、
世の中どうなってるんだろう」
「今から何を習わせておけばいいんだろう」って、
夜にひとりで考えこんじゃう日があるんです。
でもね。
あれこれ調べているうちに、
ちょっと肩の力が抜けたことがありました。
どうやら、慌てて新しいスキルを詰め込むことより、
もっと土台になる部分のほうが大事らしい、ということ。
しかもそれは、
特別な教室に通わなくても、
毎日の暮らしのなかで育てていけるものだったんです。
今日は、そんな“3つの土台”の話を、
気楽にしてみますね。
便利な時代ほど、「自分で考えて選ぶ」力がいる

まずひとつめ。
自分で考えて、自分で選ぶ力です。
これ、便利な道具が増えるほど
大事になると言われています。
だって、なんでも答えを出してくれる道具があると、
つい「じゃあそれで」って、
自分の頭を通さずに済ませちゃうことも増えますよね。
楽なんだけど、
それに慣れきってしまうのは、ちょっともったいない。
じゃあ家で何ができるかっていうと、
わたしがやってるのは、ほんの小さなこと。
答えをすぐに渡すんじゃなくて、
「どう思う?」ってひと言、返すようにしてるんです。
「今日の晩ごはん、どっちがいい?」
「週末、どこ行きたい?」
そんな小さな場面で、子どもに選ばせてみる。
最初はうーんって悩んでても、
だんだん自分で決められるようになっていく。
その積み重ねが、案外バカにできないんじゃないかなって、
わたしは思ってます。
白状すると、わたしはこれ、
最初ぜんぜんできてませんでした。
時間がないと、
つい「はい、こっちね」って先に決めちゃう。
そのほうが早いから。
でもある日、子どもが
「どっちがいいって聞かれるの、好き」って
ポツッと言ったんです。
ああ、ちゃんと見てるんだなって。
それからは、急いでない日だけでも、
選ぶ余白を残すようにしてます。
正解を教えるより、
「あなたはどう思う?」を渡す。
それだけで、子どもの頭は勝手に動きだすみたいです。
全部を追いかけなくていい。「手放す」力もひとつの力

ふたつめは、ちょっと意外かもしれません。
情報や物を、うまく手放す力です。
今って、情報も物も、
あふれかえってますよね。
あれもこれも良さそうに見えて、
気づけばおもちゃも習い事も
どんどん増えていく。
……これ、わたしの反省でもあるんですけど。
「みんなやってるから」で足していくと、
子どもも親も、なんだか息切れしちゃう。
だから最近は、増やすことと同じくらい、
「これは、いらないかも」って
手放すことも大事にしてます。
全部に手を出さなくていい。
うちにとって大事なものだけ、ちゃんと残せばいい。
そうやって親自身が、
肩の荷をふっと下ろしてみせる。
「やらないことを決めるのも、
立派な選択なんだよ」って、
背中で伝わったらいいなと思ってます。
情報の海で溺れないように。
選ぶ力と、手放す力は、
たぶんセットなんですよね。
正解が変わる時代だから、「まずやってみる」を大事に

そして三つめ。
変化を怖がらずに、まずやってみる力です。
これからの時代は、
正解そのものがどんどん移り変わっていく、
と言われています。
昨日まで当たり前だったことが、
来年にはガラッと変わってるかもしれない。
そんな時代なんだそうです。
だとしたら、「間違えないこと」より、
「とりあえずやってみること」のほうが、
ずっと心強い気がするんです。
うちで気をつけてるのは、
失敗を責めないこと。
うまくいかなくても、
「やってみたんだね」って、まずそこを認める。
挑戦したこと自体を、ちいさく喜ぶ。
そうすると、子どもも
「次もやってみよう」って顔になるんですよね。
あと、親のわたしも一緒に新しいことをやってみる。
慣れないアプリでも、初めての料理でも。
「ママも初めてだから、一緒にやろう」って言えると、
なんだか肩を並べてる感じがして、
わたしはけっこう好きなんです。
このあいだも、子どもに教わりながら、
二人で不慣れなお菓子作りに挑戦したんです。
分量をまちがえて、生地がゆるゆるになって、
二人で大笑い。
結果は微妙だったけど、
「失敗しても、まあ楽しかったね」で
終われたのが、なんだか良かったなって。
うまくやることより、
やってみたこと自体を面白がる。
その空気が、子どものなかに
残ってくれたらいいなと思ってます。
大げさな準備は、いらないのかもしれない
こうして並べてみると、
どれも特別な教育じゃないんですよね。
自分で選ばせる。
全部を抱え込まない。
まずやってみる。
ぜんぶ、毎日の会話や、
ちいさな選ぶ場面のなかで育っていくもの。
だから、AIのニュースを見て焦らなくても、大丈夫。
高い教材も、詰め込みも、
たぶん急いでは要らない。
今日ひとつだけ、
子どもに「どう思う?」って聞いてみる。
それくらいの小さな一歩から、
で十分だと思うんです。
みなさんは、これからの時代に向けて、
おうちで大事にしていることってありますか?
※この記事は、わたし自身の体験と、見聞きした話をもとにした感想です。子育てや教育の専門的な助言ではありません。お子さんのことで気になることが続くときは、園や学校、専門の窓口に気軽に相談してみてくださいね。
