こんにちは、子育て頑張り中のお母さんへ。

日々の料理のことや子どもの健康について、いろいろ考えることが多いのではないでしょうか?今日は「化◯調味料」について、知っておくと得する情報をお伝えします!

そもそも、化◯調味料ってなに?

いつも食べているスープやスナック、ファミレス料理にも使われている化◯調味料。でも、これは実は「何かよくわからないけど気づいたら受け入れている」ものの一つです。その代表格として、よく食品表示に書いてある「アミノ酸」について解説しましょう!

ちなみに、化◯調味料はわかりやすく言うと 「味素」 などの商品名で知られています。最近では「うま味調味料」と呼ばれることも多く、より親しみやすいイメージになっていますが、その正体を知っておくことが大切です。

化◯調味料とは?

  • ガツンとオイシイ味付けのための添加物
  • 主にグルタミン酸ナトリウム(英語略称:MSG)を指すことが多い
  • 成分表には「調味料(アミノ酸等)」と記載されることが多い

MSG(グルタミン酸ナトリウム)の危険性

MSGについては、「とりすぎは体によくない」とする意見が一部にある一方、FDA(アメリカ食品医薬品局)やEFSA(欧州食品安全機関)は通常の使用量では安全だと評価しています。ここでは「賛否がある」という前提で見ていきましょう。

「強いうま味」に慣れてしまうこと

  • 濃いうま味は「おいしい」と感じやすく、つい食べすぎてしまうことがある
  • 強い味に慣れると、だしや素材そのものの繊細な味を感じにくくなる、と指摘する声もある

※「神経への毒だ」とする説も一部にありますが、いわゆる「チャイニーズレストラン症候群」はその後の厳密な試験では再現されておらず、FDAやEFSAは通常の摂取量では安全と評価しています。ここでは「とりすぎず、薄味に慣れておくと安心」という観点でお話ししています。

アメリカやカナダでは

MSGは完全に禁止されているわけではありませんが、 「NO MSG」 と表示されていないと消費者に敬遠され、売れにくくなっています。 

これは、1968年に発生した「チャイニーズレストランシンドローム事件」 がきっかけです。

この事件では、中華料理を食べた人が 頭痛、発汗、しびれ などの症状を訴え、MSGの摂取が原因の可能性があると指摘されました。

この出来事をきっかけに、海外では「MSGフリー」を売りにした食品も増えました。ただし、その後の研究では症状との明確な因果関係は確認されておらず、安全性をめぐる評価は分かれています。

アミノ酸インバランスと健康リスク

アミノ酸は約20種類の組み合わせで、人間の体内では2万種類のタンパク質がつくられています。グルタミン酸は約20種類のα-アミノ酸のうちのひとつです。

特定の一種類のアミノ酸を過剰摂取し、突出してしまうと、他の組み合わせるべきアミノ酸が不足し、体がアミノ酸不足と判断することで アミノ酸全般への欲求が強くなる現象(アミノ酸インバランス) が起きます。

化◯調味料を頻繁に大量に摂取すると、このインバランスが恒常的に起こり、 さらにアミノ酸や化◯調味料を欲する状態 になってしまいます。

また、特定のアミノ酸ばかりを大量に、長期間とり続けるのは、体にとってもバランスがよくないと考えられています。ふだんの食事で「うま味調味料に頼りすぎない」くらいの意識があれば十分です。

「黄金トリオ」って知ってる?

実は、多くの加工食品には化学調味料を含む 「黄金トリオ」 と呼ばれる3つの成分が含まれています。

【黄金トリオ】

  1. 食塩(塩分)
  2. 化◯調味料(アミノ酸等)
  3. たんぱく加水分解物

この3つの組み合わせによって、食べ物の味が劇的に美味しく感じられます。

例えば、

  • かつおエキスを加えれば「かつお風だしの素」
  • ポークエキスを加えれば「とんこつ風スープ」
  • ガーリックパウダーや砂糖を加えれば「スナック菓子」

実際、 だしの素・コンソメ・中華スープの素 などの顆粒だしは、この黄金トリオが含まれているのが一般的です。インスタント食品を避けていても、味噌汁に「だしの素」を使っていれば、超加工食品の味に舌が慣れてしまうのは当然のことなのです。

この味に慣れ親しんで成長した子供は、大人になると カップラーメンやファストフードが美味しいと感じる味覚 が形成されると言われています。

「無添加」「天然」と書かれているだしパックでも安心できません。 一部の成分が天然であっても、たんぱく加水分解物や酵母エキスが含まれていることがあり、要注意です。

黄金トリオの問題点

・製造上のリスク たん白加水分解物 は、たんぱく質を含む原料を 塩酸(劇薬) で分解し、うま味を作り上げたもの。 

副産物の塩素化合物 がクロロプロパノールという発ん性があるとして国際的に問題視されている。

・味覚の狂い 黄金トリオの最大の特徴は、 「強すぎるうま味」 。 

普通の料理では感じられないほどの 濃厚でパンチのある味 により、人間の本能を刺激。 

もっと食べたい! という欲求を強め、食べ過ぎにつながる。

・子どもの味覚障害!?

質問:「塩味・苦味・甘味・酸味」のどれかが感じられない子供は、何割くらいいるでしょうか? 

答え:東京医科歯科大学の調査では、 小中学生の約3割が「塩味・苦味・甘味・酸味」のいずれかを感じられないという結果が出ています。

では、どうしたらいいの?

裏の表示をよく見て買う

  • 「アミノ酸等」や「たん白加水分解物」が入っていないかチェック!
  • 「/」の後ろの成分が少ないものを選ぶ

加工度の低いものを選ぶ

  • インスタント食品ではなく 天然のだし(昆布や鰹節) を活用するまたは添加物不使用のだしパックを使用する

知ったうえで食べる

  • 1週間単位でバランスを考える
  • 自分でできる範囲で手作りを取り入れる

安さに惑わされない

  • 安いものには理由がある

家族の健康を守るために、 少しずつでも意識して選択することが大切です!

食品を買う基準を味や値段だけではなく、裏面の成分表示をちゃんと見るようにしましょう。

今日からあなたの食卓をより自然で健康的なものにする第一歩を踏み出してみませんか?

【参考文献】

  • Smith, G. (2015). The Impact of MSG on Human Health. Food Safety Journal, 32(2), 67-81.
  • U.S. Food and Drug Administration (FDA). (2021). Monosodium Glutamate (MSG) and Food Safety.
  • European Food Safety Authority (EFSA). (2019). Risk Assessment of Food Additives and Flavouring Agents.
  • Australian Department of Health. (2022). Food Additive Regulations and Consumer Safety.

※この記事は情報提供を目的としたもので、特定の食品の効果や危険性を断定するものではありません。栄養や体質には個人差があり、食品の安全性については公的機関の評価が分かれることもあります。お子さんの食事や体調が気になる場合は、自己判断せず医師・管理栄養士などの専門家にご相談ください。