毎日のお買い物、本当にお疲れさまです。
スーパーのお菓子売り場で、
「ママ、これ買って!」
と差し出される、カラフルなグミやキャンディー。

たまにはいいよね、と思いながらカゴに入れる。
でもふと、裏の表示を見て
「この名前、よく分からないな…」
と、心に小さな引っかかりが残ること、ありませんか?

実はその“モヤモヤ”。
気のせいではないかもしれません。

アメリカでは「もう使えない」と判断された着色料

2025年1月、アメリカで
「赤色3号」という着色料が、食品への使用を禁止されました。

理由は、
動物実験で特定の条件下において、甲状腺の腫瘍が確認されたこと。

アメリカでは
「子どもが口にする食品に使い続けるのは適切ではない」
という判断が下されたのです。

一方、日本ではどうでしょう。

赤色3号は今も、

  • お寿司のガリ
  • 桜餅
  • 焼き菓子
  • かまぼこや魚肉ソーセージ

など、身近な食品に使われています。

「国が認めているなら大丈夫」
そう思いたい気持ち、よく分かります。

でも、
海外では“やめる方向”に動いている
という事実を知ると、
少し立ち止まりたくなりませんか?

イギリスでは「注意が必要」と表示されています

もうひとつ、知っておいてほしい海外の動きがあります。

イギリスでは、
一部の赤色・黄色の合成着色料について、
子どもの行動や集中力に影響する可能性が指摘されました。

その結果、
子ども向けのお菓子や飲み物には、

「子どもの活動や注意に悪影響を及ぼす可能性があります」

という注意文を表示する対応が取られています。

日本のお菓子で、
こんな表示を見たことはありますか?

ほとんどの方が
「ない」と答えると思います。

「落ち着きがない」のは、性格だけの問題?

  • お菓子を食べたあと、妙にテンションが高い
  • 集中が続かない
  • 急にイライラする

そんな様子を見て、
「うちの子、元気すぎるのかな」
「性格かな」
と、自分を納得させてきたママも多いはずです。

もちろん、
すべてが食べ物のせいではありません。

でも海外では、
できるだけ子ども向け食品からは外そう
という流れが、すでに始まっています。

それだけ、
慎重になる価値があると考えられている、ということです。

「天然由来」なら安心、とは限らない

「じゃあ、天然の色なら大丈夫?」

そう思って
「カロテン」「クロロフィル」
と書かれた表示を選ぶこともありますよね。

でも実は、
その表示だけでは
天然か、合成かは分からないことも多いのです。

名前は同じでも、
実際には工場で作られたものが使われている場合もあります。

メーカーが着色料を使う理由は、とてもシンプルです。

  • 少量でしっかり色がつく
  • 色が長持ちする
  • コストが安い

つまり、
見た目と効率を優先した結果なのです。

ママにできることは、ほんの少しでいい

ここまで読んで、
「もう何も買えない…」
と思ったら、ごめんなさい。

でも、
全部を完璧に避ける必要はありません。

  • 毎日じゃなくていい
  • 選べるときだけでいい
  • 裏の表示を一度見る

「赤色〇号」「黄色〇号」
この表示に気づいたら、
今日はやめておこうかな、と思う。

それだけでも十分です。

子どもを守るのは、知っているママの目

きれいな色のお菓子は、
子どもを一瞬で笑顔にします。

でも、
その笑顔を長く守れるのは、
ママの「知っている」という力。

不安になるのは、
愛情があるから。

今日のおやつ選びから、
少しずつで大丈夫です。

【参考文献】
加工食品診断士協会 会報 2025年1月号