「なんであの人だけ、ちょっと苦手なんだろう…」
そんなこと、ありませんか?

私はあります。
同じママ同士でも、なんか合わない人。
話しただけでモヤっとする相手。

そのたびに、
「性格悪いのは私?」
「もっと広い心の人になれたらいいのに…」
って、こっそり落ち込んでいました。

でも、あるとき知ったんです。

“嫌いな人は、自分の心を映す鏡になることがある”
ということを。

ちょっと不思議だけど、これを知ってから気持ちが軽くなりました。

「イライラ」の正体は…

たとえば禁煙に成功した人がいるとします。
すると、まだタバコを吸っている人を見ると、強く責めたくなることがあります。

それはね、

相手を見ているようで、実は「昔の自分」を見ているから。

「あの頃の自分、好きじゃなかったな」
「頑張って克服したのに…」

そんな気持ちが、無意識にムズムズ動き出すんです。

同じことは、
・甘いものをやめた人が、お菓子を食べる人を見てイライラする
・整理整頓を頑張ってる人が、部屋が散らかった人にイラっとする
…などなど、日常でもよく起きます。

実は、

イライラの矢印は、他人ではなく「自分の心」に向いていることがある。

これを知るだけで、少し気持ちが落ち着きます。

これを心理学では「投影」と言います

むずかしい言葉だけど、意味はシンプル。

自分の中にある気持ちが、相手の中に見えてしまう
ということ。

だから、
「なんか苦手…」
と思ったときは、

「あ、今、心が何か伝えようとしてるのかも」

くらいでOKなんです。

無理していい人にならなくて大丈夫。

心がラクになる考え方

イライラしたら、そっと心の中でこう言ってみてください。

「あの人に見えてるもの、実は私の中にもあるのかもな〜」

ただそれだけ。

自分を責めない。
相手を責めない。

“ふ〜ん、そういうこともあるか”
くらいの、軽い感じで◎。

心がフワッとゆるんで、気持ちが軽くなります。

おわりに

ママは毎日、いろんな人と関わりながら、家族を支えています。
イライラして当たり前。疲れて当たり前。

「苦手な人がいる自分」も、そのままで大丈夫。

むしろ、それだけ心ががんばってるってこと。
深呼吸して、お茶でも一口。
それだけで、またちゃんと進めます。