毎日、子育てにお仕事に、そして自分のためのお勉強に……。本当に毎日お疲れ様です。 「もっと輝く自分になりたい」「子どもの受験を支えたい」って、夜遅くまで一生懸命机に向かっているママ、たくさんいらっしゃいますよね。

でもね、ちょっと胸に手を当てて考えてみてください。 「毎日こんなにがんばっているのに、なぜか次の日にはすっかり忘れちゃう……」 「子どものお勉強、あんなに一緒にやったのに全然頭に入っていないみたい……」

そんなふうに、ひとりで「私のやり方が悪いのかな」「うちの子、頭が悪いのかな」なんて、ため息をついていませんか?

今日はお勉強をスタートする前に、ちょっとだけ、がんばっているその「頭」ではなく、あなたとお子さんの「お腹」に意識を向けてみてほしいのです。

どんだけがんばっても、記憶がこぼれ落ちちゃう理由

実はね、私たちの「記憶力」と「お腹(腸)」には、目には見えない深い深いつながりがあるのです。

脳が「よし、これをしっかり覚えよう!」と記憶を焼き付けるためには、脳神経を育てる特別な「栄養」が必要になります。 でも、その脳の栄養のスイッチを押してくれているのは、実は脳ではなく、お腹の中にいる小さな菌たち

お腹の環境が整っていて、菌たちが元気いっぱいに働いていると、脳の栄養がしっかりと分泌されて、覚えたことがすーっと頭に定着します。

だけど、お腹の環境がボロボロになって、菌たちが元気をなくしてしまうと……。 悲しいことに、どんなに夜遅くまでテキストをめくっても、まるで「ザルで水をすくう」ように、記憶がパラパラとこぼれ落ちていってしまうのです。

「最近、子どもがすぐお勉強に飽きちゃう」 「なんだか仕事でケアレスミスが増えたな、集中できないな」

それは、あなたやお子さんの頭が悪いからでは決してありません。 お腹の中から、「もう限界だよ、お腹が悲鳴を上げているよ」という、小さなサインが出ているだけなのです。

忙しい毎日の「ちょっとだけ便利」が、菌たちを傷つけているかも

じゃあ、どうしてお腹の菌たちが元気をなくしてしまうのでしょうか。

毎日、本当にお忙しいですよね。 夕方、クタクタになって「今日のご飯、どうしよう……」って、ついついコンビニのお弁当を手に取ったり、手軽なレトルト食品や、綺麗に包装された超加工食品に頼ってしまうこと、ありませんか?

「安くて、簡単で、便利で、日持ちがして、おまけに美味しい」 そんな、忙しいママを助けてくれる食べ物たち。

でもね、その「便利さ」の裏側で、お腹のなかの大切な菌たちが、静かに元気をなくしているかもしれないのです。 体温を温めてくれる、大切な、自然な食べ物のバランスが崩れてしまうと、お腹の中の環境は一気に乱れてしまいます。

「完璧な無添加」を目指す必要はありません。そんな生活、息が詰まっちゃいますものね。 だけど、もし「がんばっているのに成果が出ないな」と感じたら、ちょっとだけ、毎日の食卓を振り返ってみませんか?

焦らなくて大丈夫。今日からできる、小さなお腹の育て方

お勉強をがんばりたい時こそ、まずは「お腹が喜ぶもの」を美味しく食べることから始めてみましょう。

毎日のご飯に、少しだけお山のものであったり、お海のもの、自然の繊維を意識して摂り入れてみる。 朝のご飯に納豆をプラスしてみる、お味噌汁を丁寧に作ってみる。 そして、何より「一口30回」よく噛んで、大切な菌たちに美味しい栄養を届けてあげること。

食事作りを効率化して、浮いた時間でお勉強するのも素敵です。 でも、その食事で頭がぼーっとしてしまったら、せっかくの努力がもったいないですよね。

お腹が変わると、驚くほど頭がすっきりして、子どもたちの集中力も変わっていきます。

焦らなくて大丈夫。 今日から、あなたとお子さんのお腹を優しく育てる一歩を、一緒に踏み出してみませんか? がんばるあなたのことを、いつも心から応援しています。

【参考文献】

  • ヘルスアカデミー2023年9月号
  • 医者が教える最強の不老術(マーク・ハイマン著)