「何回言わせるの?」
「早くしなさい!」
そう言ったあと、自己嫌悪になっていませんか。

私も同じでした。
ちゃんと育てたいのに、思うようにいかない。
頑張っているのに、空回りしている気がする。

でもあるとき気づきました。
子どもを動かすより、心を満たすことが先だったのです。

今日は、子どもが「自分で考え、動けるようになる」ために大切な関わり方をお伝えします。

自分で決めた子は、幸せになりやすい

子どもの将来を考えると、
勉強、進路、習い事…親が正解を教えてあげたくなりますよね。

でも、本当に大切なのは
自分で考えて決めた経験

自分で選び、自分で決めた子は、

  • 自信が育つ
  • 自分の人生を生きる力がつく
  • 幸福感が高くなる

と言われています。

つまり、親の役割は「決めてあげること」ではなく、
自分で決められる土台を育てることなのです。

子どもの心を育てる「2つの愛」

子どもが健やかに育つために必要なのは、2つの愛のバランスです。

① 共感の愛(心の土台)

まず大切なのは、安心できる心の土台。

  • 否定せず受け止める
  • 気持ちに共感する
  • 認める・褒める
  • 笑顔で接する
  • スキンシップや優しい声かけ

これらは子どもの心の栄養です。

この愛が満たされると、

  • 自己肯定感
  • 自信
  • 安心感
  • 生きるエネルギー

が育ちます。

そして、子どもは「自分は大切にされている」と感じられるようになります。

② 規範の愛(社会で生きる力)

次に必要なのが、しつけやルール。

  • 生活習慣を整える
  • マナーを教える
  • 社会のルールを伝える
  • 人を敬う心を育てる

これは、社会で生きていく力になります。

順番が大切

もし子どもが反発するなら、
しつけが足りないのではなく、共感が足りないのかもしれません。

心が満たされていないと、
どんな正しい言葉も届かないからです。

まず安心、次にルール。
この順番が大切です。

ご褒美より大切な「内側のやる気」

子どもに動いてほしくて、

  • ご褒美で釣る
  • 叱って動かす
  • 他の子と比べる

こんな経験、ありませんか?

でも、やる気には2種類あります。

● 内側から湧くやる気

「やりたい!」
「面白そう!」

● 外から動かされるやる気

「怒られるから」
「ご褒美が欲しいから」

外からの刺激が多すぎると、
本来の「やりたい気持ち」が弱くなることがあります。

だからこそ大切なのは、

子どもの興味や好奇心を大切にすること。

好きなことに夢中になれた子は、
やるべきことにも前向きに取り組めるようになります。

子どもが動き出す関わり方

子どもが自分から動けるようになるには、親の関わり方が大きく影響します。

大切なのは次の流れです。

  1. うけとめる(気持ちを受け止める)
  2. よく聴く(話を良く聴く)
  3. せめない(責めない)+ 急かさない(かさない)
  4. かていを褒める(結果だけでなく、過程を褒める)
  5. まつ(信じて待つ)

下から読むと「ま・か・せ・よ・う」になる形

すぐに答えを出させようとしなくて大丈夫。

「この子は自分でできる」と信じることが、子どもの力になります。

何度も言わなくていい

つい何度も声をかけてしまいますが、
声かけはシンプルで大丈夫。

  • 1回目:知らせる
  • 2回目:確認する

それ以上は、子どもに任せてみる。

すると少しずつ、自分で考えて動く力が育っていきます。

失敗は「ダメ」じゃない

子どもが失敗すると、親は心配になります。

でも、その不安は子どもに伝わり、
自信を失わせてしまうことがあります。

失敗は、

  • いい経験
  • 学ぶチャンス
  • 成長のきっかけ

です。

「ダメな子」ではなく、
「伸びしろがたくさんある子」なのです。

親の笑顔が、子どものエネルギーになる

子どもにとって一番の安心は、
ママの笑顔です。

完璧な母親じゃなくていい。
失敗してもいい。

親自身が前向きでいることが、
子どもにとって最高のエネルギーになります。

今日、できる小さなこと

帰ってきた子どもに、

「おかえり」
「今日も頑張ったね」

そう言って抱きしめてみてください。

それだけで、子どもの心は満たされていきます。

子育ては、思い通りにいかないことの連続です。
でも、心を満たされた子は、自分の力で成長していきます。

ママもひとりで頑張らなくて大丈夫。
今日も本当にお疲れさまです。

あなたの笑顔が、子どもの未来をつくっています。

【参考文献】
家庭教育講座資料「自分で考え行動する子に育てる」