子育て中、「なんでやる気が出ないの?」「どうしてすぐにあきらめるの?」と、悩んだことはありませんか?
実は、やる気はひとつのボタンではなく、いくつもあるスイッチのようなもの。正しいスイッチを押せば、誰でもやる気を引き出せるんです。
今回は、子どものやる気を引き出すヒントと、ママ自身が元気になれる考え方をご紹介します。
脳は「言葉」で動いている
人間の脳は、言葉で思考しています。だからこそ、日ごろ使っている「口ぐせ」が気分や行動に大きな影響を与えるのです。
たとえば、
- 「どうせムリ」→ やる気ダウン
- 「やってみよう」→ 前向きに変化
さらに、「人をほめる」と自分の脳が“自分がほめられた”と錯覚するという不思議な特徴も!
だから、子どもをほめることでママ自身の気分も明るくなるという相乗効果があるのです。
即効でやる気が湧く3つのテクニック
- 嬉しかったことを3つ思い出す
→ ポジティブな感情が脳に広がって、前向きな気持ちに。 - イライラしたら「なんちゃって」とつぶやく
→ 冗談っぽく受け流すことで、脳がストレスを軽減。 - 「◯◯することを自分に許可する」と言う
→ 自信がない時でも、前に進む勇気が出る言葉です。
たとえば、
「私は自分に休むことを許可する」
「私は子どもとゆっくり過ごすことを許可する」
こんな一言が、自分をいたわる第一歩になります。
意識レベルを知れば、やる気が長続きする
やる気の出方は、自分の“心のモード”によって変わります。
モード | 特徴 |
---|---|
1階(他人まかせ) | 「どうせ無理」「運まかせ」 |
2階(自分で頑張る) | 「私が変える!」 |
3階(気づき) | 「見方を変えれば変わる」 |
4階(悟り) | 「全てがつながっている」 |
多くの人は、無意識に「1階モード」にいます。
でも、「私はいつも自分を責めていたな」「ごめんね」と優しく声をかけるだけで、心との関係が変わり、やる気の階段を登っていけるようになります。
子どものやる気もママの心から生まれる
「子どもにやる気を出してほしい」と思うときは、まずママ自身のやる気スイッチを見直してみましょう。
- どんな言葉を使っている?
- 自分を責めすぎていない?
- 小さな喜びに気づけている?
ママが心を整えることで、自然と子どもにもやる気の火が灯ります。

おわりに
やる気は、「気合」ではなく「しくみ」で出すもの。
そしてそのしくみは、今日から誰でも使えるものです。
無理に頑張らず、まずは「自分にやさしく」することから始めてみませんか?

【参考文献】
『やる気のスイッチ』山﨑拓巳/サンクチュアリ出版