こんな悩み、ありませんか?

  • やることは山ほどあるのに、体が動かない
  • 子どもの前では元気にしているけれど、頭の中はずっとごちゃごちゃ
  • 夜、「今日も何もできなかった…」と布団の中で落ち込む

正直に言うと、私も同じでした。

「ちゃんとしたママでいなきゃ」
「もっと頑張らないといけない」

そう思えば思うほど、頭は重くなり、気持ちは焦るのに、実際の行動は止まったまま。

  • 何から手をつければいいかわからない
  • 気分が落ちて、動く気になれない
  • とりあえずスマホを見てしまい、気づけば時間だけ過ぎていく

そして一日の終わりに、
「またできなかった…」「私ってダメなママだな」と、自分を責めてしまう。

そんな毎日でした。

「やる気がない」わけじゃない。頭が詰まっていただけ

ある考え方に出会って、ホッとしたことがあります。

それは、

行動できないのは性格の問題でも、甘えでもない。
頭の中に“いらないもの”が詰まりすぎているだけ。

という見方です。

ここでいう“いらないもの”とは、たとえばこんなもの。

  • 「怒っちゃダメな母親でいなきゃ」という思い込み
  • 「ちゃんとしてないと思われたらどうしよう」という不安
  • 「どうせ私には無理」という決めつけ
  • 「失敗したら恥ずかしい」という過剰な恐れ
  • 「みんなもっとできてるのに」という比べグセ

こういった考えや感情が、
頭の中にたまった“ゴミ”のように、脳の動きを重くしている。

そう捉えると、

「私は意思が弱いからダメなんだ」
「根性が足りないんだ」

と自分を責める必要はない、と思えてきます。

感情は大事。でも“運転席”には座らせない

子育てをしていると、毎日いろんな感情がわきます。

  • イライラ
  • 不安
  • 焦り
  • 落ち込み
  • めんどくささ

これらは全部、「今こんな状態ですよ」という心と体からのサインです。
だから、消そうとしなくて大丈夫です。

ただ、ここが大事なポイントで、

感情は大切だけど、人生のハンドルは握らせない。

という考え方があります。

  • 「イライラしてるから、何もしない」
  • 「気分が乗らないから、今日はやらない」

こうやって感情に運転席を渡してしまうと、
一生前に進めなくなってしまいます。

感情は「データ」。
「じゃあ、どうする?」を決めるのは、別の基準でいいということです。

ママを助けてくれるたった一つの基準「これからどうなりたいか」

その「別の基準」として大事にしたいのが、

これからどうなりたいか(ゴール)

という視点です。

ここで言うゴールは、

  • 立派な肩書き
  • 完璧な家庭
  • すごい成果

のような大きなものじゃなくて大丈夫です。

  • 少し心に余裕がある自分
  • 子どもと笑って話せる時間が増えている自分
  • 夜、自己嫌悪より「今日もよく頑張った」と思えている自分

こんなイメージで十分です。

ゴールがひとつ決まると、

  • 「今の気分」ではなく
  • 「それに近づくかどうか」で

行動を選べるようになります。

たとえば、

  • 「イライラしてるから何もしない」ではなく
  • 「イライラしてるから、5分だけ深呼吸してから、子どもの話を聞いてみよう」

というように、小さな選び方が変わってきます。

他人の目で決めた目標は、続かないし、苦しい

ママたちは、どうしても「他人のものさし」に振り回されがちです。

  • SNSで見る“キラキラママ”
  • いつも余裕そうなママ友
  • テレビや雑誌の「理想の母親像」

それを見て、

  • 「ああなりたい」より先に
  • 「私は全然ダメだ…」

という気持ちのほうが強くなってしまうことも多いですよね。

ここで大事なのは、

その目標、本当に自分の心から出てきたもの?
それとも「よく見られたい」ためのもの?

と、一度立ち止まってみることです。

もし、

  • 誰も見ていなくても、それを大事にしたいか?

と自分に聞いてみて、

  • 「それでも、やっぱり大事」なら、自分の軸に近いゴール。
  • 「見られてないなら別にいいかな」なら、他人の目のためのゴールかもしれません。

他人のためのゴールは、
がんばっても疲れるだけで、うまくいっても心が満たされにくいものです。

「過去の私」がどうだったかより、「これからの私」を先に決める

子育ての中で、ついこんなふうに思ってしまうことはありませんか?

  • 「昔から続かないタイプだから」
  • 「前も失敗したし、またきっと失敗する」
  • 「私は元々ポンコツだから」

こうやって、自分を「過去のイメージ」で固定してしまうと、
そこから先に進むのが、とても怖くなります。

でも、こんな考え方があります。

過去の出来事の意味は、「これからどうなるか」で変わる。

たとえば、ゲームの例で考えてみます。

  • 新作ゲームを買いに行ったら、売り切れていた
     → その瞬間はものすごくイライラする
  • 別のお店で同じゲームが「2割引き」で売っていた
     → 「さっき売り切れててよかった!」に変わる

同じ「売り切れ」という出来事でも、
あとから起きたことによって意味が変わるんです。

子育てや人生も同じで、

  • これからの毎日が少しずつよくなれば
  • 過去のつらい時期も「必要な時間だった」と感じられる日が来る

そんな見方ができます。

だから、

  • 過去の自分を材料に、今の自分をジャッジするのは今日で終わり
  • 「これからどうなりたいか」だけを見て動く

そう決めてみてもいいのかな、と思います。

「怖いからやめておこう」は、もったいないサインかもしれない

ママでも、

  • 新しいことに挑戦したい
  • 勉強してみたい
  • 働き方を変えてみたい

と感じる瞬間があると思います。

でも同時に、

  • 「失敗したらどうしよう」
  • 「周りにどう思われるかな」
  • 「子どもに迷惑かかるかも」

という怖さも出てきますよね。

ここでの考え方はシンプルです。

「怖い」という感情そのものは、悪者ではない。
ただ、止まれという“絶対命令”ではない。

今の社会で「挑戦してみること」は、
ほとんどの場合、命の危険とは関係ありません。

ジェットコースターに乗る前のドキドキと同じで、

  • 体が「いつもと違うことが起きるよ」と教えてくれているだけ

と捉えることもできます。

「怖いからダメ」ではなく、
「怖いけど、ちょっとだけ進んでみるか」

この“ちょっとだけ”が、未来を変える一歩になるのだと思います。

「自分も少し楽になる」「周りも少し笑顔になる」がいちばん長持ちする幸せ

最後に、一番大事だなと感じたのは、

自分だけが楽になるのではなく、
自分が少し楽になった結果、周りも少し笑顔になる流れをつくること。

という考え方です。

たとえば、

  • ママが「完璧」をやめて、少し肩の力を抜く
    → イライラが減る
    → 子どもにかける言葉がやわらかくなる
    → 家の空気が少しあたたかくなる

こういう循環が生まれると、
自分の楽さ家族の笑顔が同時に増えていきます。

だから、

  • 自分の心と頭を軽くすること
  • いらない「頭のゴミ」を少しずつ手放していくこと

は、決してわがままでもサボりでもありません。

むしろ、
家族みんなのためになる、やさしい選択だと思います。

さいごに

もし今、

  • 頭の中がいつもごちゃごちゃしている
  • やらなきゃいけないことばかり見えて、心が疲れている
  • 「もっとちゃんとしなきゃ」と自分を責めてばかりいる

そんな状態なら、それは、あなたが弱いからではありません。

ただ、

  • 感情や不安
  • 他人のものさし
  • 過去のイメージ

といった「頭のゴミ」が、少したまりすぎているだけかもしれません。

今日いきなり完璧に変わらなくて大丈夫です。

  • 感情はあっていい。でも、運転席には座らせない
  • 「これからどうなりたいか」を、少しだけ具体的にしてみる
  • 過去ではなく、未来から今を見る

そんな視点を、心のすみに置いておくだけでも、
少しずつ、頭と心が軽くなっていくはずです。

あなたが少し楽になることは、
きっと、子どもたちや家族の笑顔にもつながっていきます。

【参考文献】
・『頭のゴミを捨てれば、脳は一瞬で目覚める』苫米地英人

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