毎日使っているモノの中には、知らないうちに体に悪影響を与えてしまうものがあります。特に子どもは大人よりも影響を受けやすいので、注意が必要です。

今回は、体内にプラスチックが混入するリスクのある「避けたい日用品3つ」をわかりやすく解説します。

① ペットボトルの水

手軽で便利なペットボトルですが、実は「ナノプラスチック」が含まれていることをご存知ですか?
2024年に発表されたコロンビア大学の研究では、たった1リットルのペットボトルの水に24万個以上のナノプラスチックが含まれていることが明らかにされました。

これらの超微小なプラスチックは血液や肺にまで入り込む可能性があり、将来的な健康リスクが懸念されています。

おすすめ:外出時はステンレス製やガラス製の「マイボトル」を持ち歩きましょう!

② ティーパック・出汁パック

「ホッと一息のお茶タイム」に使うティーバッグも、実は要注意。
ほとんどのティーパックにはポリプロピレンなどのプラスチック素材が使われており、お湯を注ぐとプラスチックが溶け出す恐れがあります。

2019年の研究では、1個のティーバッグから116億個のマイクロプラスチックと31億個のナノプラスチックが検出されました。

おすすめ:急須やティーポットを使い、茶葉から丁寧に淹れる習慣をつけましょう🍵

③ プラスチック製のタッパー

冷蔵庫に常備されているプラスチックの保存容器。これにもBPA(ビスフェノールA)という有害物質が含まれていることがあります。

このBPAは、ホルモンバランスを乱したり、不妊や免疫への影響が懸念されている物質です。特に、油分・酸・塩分のある食材を入れて電子レンジで加熱するのはNG。

おすすめ:保存容器は、耐熱ガラスや陶器製を選びましょう。

まとめ

便利さの裏には、見えないリスクが潜んでいることもあります。
毎日の「ちょっとした選択」で、家族の健康はぐんと守ることができます。

ママが変われば、家族が変わる!
ぜひ今日からできることからはじめてみてください。

【参考文献】

  • Columbia University Study (2024): Nanoplastics in Bottled Water
  • McGill University (2019): Plastic Teabags Release Billions of Particles
  • 日本内分泌学会:BPAとホルモンかく乱作用に関する報告