子育ては毎日がGIVE。でも、なぜか心が満たされる
ごはんを作って、洗濯して、子どもを寝かしつけて…。
ママの毎日は、まさに「与える=GIVE」の連続です。
それでも、子どもの笑顔や「ありがとう」の一言に、
私たちは不思議と元気をもらえますよね。
これは、人間の遺伝子に「GIVEは幸せにつながる」と組み込まれているからです。
人間は、GIVEすることで幸せを感じる生き物
人類の歴史をたどると、
助け合い=GIVEによって生き延びてきたことがわかります。
だからこそ、誰かの役に立ったときに心が満たされるのは自然なこと。
GIVEは、脳や心にポジティブなエネルギーを与えてくれる行為なのです。
ユダヤの知恵「タルムード」が教えるGIVEの力
ユダヤ教の古代文書『タルムード』には、こんな言葉があります。
「与える手は受け取る手よりも上にある」
これは、「与える人こそが、精神的にも社会的にも豊かな存在である」ということを表しています。
また、タルムードでは「与えることで学びが深まる」とも教えています。
つまり、知識や愛を誰かにGIVEすることで、自分自身もより大きく成長できるというのです。
この教えは、子育てにもぴったり当てはまりますね。
アンパンマン的GIVEに注意!それは自己犠牲かも?
日本人はとくに、「GIVE=我慢」「GIVE=減ること」と思いがち。
その典型が、アンパンマン的GIVEです。
アンパンマンは、お腹を空かせた子に自分の顔をちぎって与えます。
そのたびに力が弱くなってしまいますよね。
これは「与えることで自分が削られていく」イメージ。
つまり、自己犠牲のようなGIVEです。
でも、本来のGIVEは、自分が減ることではありません。
むしろ、与えたことで「心が増える」「笑顔が返ってくる」ものなのです。
GIVEの範囲が広がると、あなたの影響力も広がる
最初は子どもや家族に。
次は友人、地域、そして日本、世界へ。
与える相手の範囲(抽象度)が広がれば広がるほど、
あなたのGIVEが生み出す幸せの循環も大きくなっていきます。
成功している人はみな、この「大きなGIVEの循環」を大切にしています。

ママにこそ取り入れてほしい、GIVEの習慣3つ
① 小さなことでOK!今日のGIVEを見つけよう
ゴミを拾う、笑顔であいさつ、誰かに感謝を伝える——
日常の中に小さなGIVEはたくさんあります。
② GIVEの先にある「ありがとう」を大切に
誰かの喜びは、あなたの心を育ててくれる最高のごほうびです。
③ GIVEは“減る”ではなく“巡る”
GIVEしたものは、自分に形を変えて戻ってくる。
GIVEは、幸せの循環を生む源です。
まとめ:GIVEはママの心を育てる幸せのレシピ
子育て中のママは、毎日すでにたくさんのGIVEをしています。
だからこそ、その行動がどれほど価値あるものか、
もっと自信をもっていいんです。
GIVEは「誰かを幸せにする力」であり、
「自分をも幸せにしてくれる行為」です。
今日も、あなたのGIVEが、誰かの心を温めていますよ。

【参考文献】
- アダム・グラント『GIVE & TAKE』
- ユダヤ教聖典『タルムード』より言葉の引用