はじめに|便利な毎日。でも、見えないリスクが潜んでいます
スマホ、Wi-Fi、IH調理器…私たちの生活は便利な家電であふれています。
でもその裏側に、“目に見えないリスク”があることを知っていますか?
「電磁波(でんじは)」という言葉、聞いたことはあっても、どれくらい危険なのか、よくわからないママも多いはず。
今回は、子どもの健康を守るために、最低限知っておきたい「電磁波の真実」と「かしこい対策」を紹介します。
電磁波ってなに?どこから出てるの?
電磁波とは、電気と磁気が合わさった“目に見えない波”のこと。
つまり、電気・磁気・波の3つがセットになったものです。
電気が使われているところには、必ずこの電磁波が存在します。
アメリカのロバート・ベッカー博士は、
「私たちは電磁波の海の中を泳いでいるようなものだ」と表現しています。
- スマートフォン
- IH調理器・電子レンジ
- ホットカーペット・電気毛布
- ドライヤー・洗濯機・ミシン
- ACアダプタや延長コード
つまり、毎日使う家電から出ているんです。
人に与える影響は?
ベッカー博士は、「人工の電磁波はすべて有害」と明言しています。
特に子どもは成長中なので、影響を受けやすいのです。
ベッカー博士が警告する電磁波の10のリスクはこちら
- 発◯ん性
- ◯んの進行を早める
- 遺伝子・染色体の異常
- 奇形や出産異常
- 神経ホルモン異常
- 異常行動
- 自◯リスクの増加
- 免疫力の低下
- 睡眠障害やストレス
- 学習障害・認知機能の低下
特に注意したい!家の中の電磁波リスク
⚫︎ホットカーペット・電気毛布
- 安全基準の300倍以上の電磁波が出ていることも
- 妊娠中の使用で、異常出産が10倍というデータも
- 赤ちゃんとの添い寝は危険
⚫︎スマートフォン
- 待ち受け中でも電波を出し続けている
- パンツのポケットに入れると精子数が30%減少という研究も
- 子どものそばに置かないこと
- 海外で直腸がんの若者が非常に増えている。
⚫︎IH調理器
- 流産リスクが5.7倍に増えるという報告
- 電磁波の量が基準の数十倍
⚫︎ACアダプタやコード類
- 小さな「変電所」とも言われるほど強い電磁波
- 枕元や布団の下にあると、鼻血や体調不良の原因になることも

北欧3国の衝撃データ|電磁波と小児がんの関係
スウェーデン、フィンランド、デンマークの3国で行われた調査によると、
白血病・脳腫瘍・悪性リンパ腫といった子どものがんは、電磁波の強さが増えるほど発症率が上がることがわかりました。
たとえば、1ミリガウス未満の環境に比べて、4ミリガウス以上になると、がんの発症リスクは5.6倍にもなるというデータがあります。
特に成長中の子どもは影響を受けやすいため、
「電磁波は1ミリガウス以下が安全ライン」という考えが広がっています。
安全のカギは「強度・距離・時間」の3つ
電磁波は、ちょっとした工夫でリスクを大きく減らすことができます。
そのために大切なのが、「強度・距離・時間」の3つの視点です。
①強度を弱める
- 使用しないときは電源をオフ
- 古い家電や強い磁場の出る機器は見直しを
②距離をとる
- 電磁波は距離の2乗に反比例します。10センチ → 1メートルに離せば、被曝量は約1/100に
- 家電は、体から1メートル以上離すのが目安
- スマホは体に密着させない
- 寝室に電気製品を置かない
- 距離が離せないホットカーペット・電気毛布は使用しない。
③使用時間を短くする
- 長時間近づかないようにする
- 就寝時は周囲の電源を切ることも検討を
おわりに
電磁波は見えないからこそ、見落とされがちです。
でも、子どもの健康や未来を守るためには、ママが“知ること”から始まります。
完璧じゃなくていい。
まずは、スマホの持ち歩き方や寝室の家電配置を見直すことから始めてみませんか?
小さな一歩が、大切な家族の命を守る力になります。

【参考文献】
- ロバート・ベッカー『クロスカレント』
- スイス:ヘルテル博士 電子レンジ実験報告
- 北欧3国ノルディック報告(小児がんと電磁波の関係)
- 森下敬一博士 電磁波関連資料
- 月刊文藝春秋 川端康成主治医の報告書