「お父さん、大丈夫?」——その一言が命を救うかも
毎日、家族のために頑張って働いてくれるお父さん。
そのお昼ごはん、コンビニの弁当やおにぎりが中心になっていませんか?
実はその中に、「グリシン」という見逃せない食品添加物が潜んでいるかもしれません。
しかもこのグリシン、眠気を引き起こす可能性があることがわかってきたのです。
グリシンってなに?なぜ弁当やおにぎりに入ってるの?
グリシンはもともと自然界にあるアミノ酸の一種。
ですが、化学的に合成されたグリシンが、日持ち向上のために、さまざまな加工食品に添加されています。
とくに多く使われている食品は:
- コンビニのおにぎりや弁当
- ソーセージ、ちくわ、かまぼこなどの練り物
- 菓子パンやケーキ、大福などの柔らかいお菓子
調査によると、約7割以上のコンビニのおにぎりにグリシンが添加されていることがわかっています。

グリシンがもたらす“眠気”の危険
一見安全そうなグリシンですが、最近の研究では「催眠作用」があることが分かってきました。
実際に、グリシンを主成分とした睡眠サポート商品「グリナ」(味の素)が販売されており、
「寝つきが良くなる」「ぐっすり眠れる」などの効果がうたわれています。
つまり、食品に添加されたグリシンを食べる=サプリメントを飲むのと同じ状態になる可能性もあるのです。
一番怖いのは「居眠り運転」
こんなシーン、思い当たりませんか?
午前中バタバタと営業に回ったお父さんが、
コンビニで買ったおにぎりとお茶を車内で食べ、すぐにまた次の現場へ…
でも、お腹が満たされて安心したところにグリシンの催眠作用が加わったら?
ウトウト…ハッと気がついたら事故寸前…なんてことも、あり得るのです。
居眠りによる事故は、命に関わります。
そしてその原因が「食品に含まれるグリシン」だなんて、誰も気づきません。

家族にできる3つの備え
① グリシンと書かれた食品は運転前に避ける
眠気のリスクがあると知っていれば、選ぶ判断ができます。
② お父さんのお昼ご飯を見直す
できる日は、少しでも手作りのお弁当や、添加物の少ない食品に。
③ 原材料表示を一緒に確認する習慣を
「グリシン」の名前を見かけたら、家族で話題にしてみましょう。
まとめ|“知って選ぶ”が家族を守る力になる
食品の添加物は、すぐに体に悪影響が出るわけではありません。
ですが、家族を思うなら、「安心して食べられるかどうか?」を判断する目が必要です。
お父さんの疲れに「追いグリシン」するのではなく、
元気に、安全に、家に帰ってきてくれることを第一に考えていきましょう。

【参考文献】
- 「新装版コンビニ&スーパーの食品添加物は死を招く」小籔浩二郎
- 「恐怖の添加物」安部司
- 味の素株式会社「グリナ」商品情報(2021年11月時点)
- 消費者庁|食品表示法の基準
- 国立健康・栄養研究所|食品成分データベース