子育てをしていると、子どものことをもっと褒めたい、認めてあげたいと思うことがありますよね。でも、実際どのように伝えたらいいのかわからない…そんなパパやママに、ぜひ知ってほしいのが「承認」です。
承認=褒める+認める
承認とは、単に「褒める」ことだけではありません。褒めることは結果を評価することですが、「認める」というのはプロセスを評価し、受け入れることです。
承認は、子どもたちが次の行動を起こすためのエネルギー源です。承認を受けると、子どもは自信を持ち、さらに前向きな行動を取れるようになります。
日常で簡単にできる承認とは?
普段の生活の中で簡単にできる承認にはこんなものがあります。
- 挨拶や感謝、労いの言葉をかける
- 小さな変化や成長を言葉で伝える
大切なのは、言葉でちゃんと伝えること。毎日の「おはよう!」の挨拶も相手を認める大事な声掛けです。

子どもに効果的な3つの承認ポイント
①存在を承認する
子どもの存在そのものを認め、肯定してあげましょう。
「いつも元気なあなたがいるだけで嬉しい!」と日頃から伝えると、子どもは自分の存在価値を感じ、自信を持つことができます。
②事実を承認する
子どもが何かを達成したり工夫したりしたことを具体的に伝えましょう。
「今日、宿題をちゃんと終わらせたんだね!」というように、事実を伝えるだけで、子どもは認められたと感じます。
③変化を承認する
子どもの成長や変化を伝えることで、自信と意欲が高まります。
「先月よりも字がきれいになったね!」など具体的な変化を伝えることがポイントです。

結果ではなくプロセスを認める
結果を褒めるだけだと、結果が出ないときに自信を失ったり、見られたくないテストを隠したり、行動できなくなったりします。大切なのは、挑戦や努力のプロセスを多く認めることです。
理想はプロセスを8割、結果を2割で褒めること。
最後に
子育ては毎日の積み重ね。子どもの自信と成長のために、ぜひ日常に「承認」を取り入れてみてくださいね!

【参考文献】
- 『子どもの自己肯定感を高める親の声かけ』(石田勝紀著)
- 『ほめ方・叱り方の極意』(坂本光司著)
- 『子育てコーチング術』(駒井亜紀子著)