こんな悩み、ありませんか?
- 朝起きた瞬間から、もう疲れている
- 子どもと全力で遊ぶのがしんどくなった
- 昔よりイライラしやすい、気力が出ない
- 「これが歳を取るってことなのかな…」と感じてしまう
実は、これ、少し前の私そのものでした。
うまくいかなかった頃の私
家事と育児に追われて、
「疲れた」「もう無理」が口ぐせ。
少し時間ができると、
できるだけ動かず、甘いものをつまんで、スマホを見て休憩。
でも不思議と、
休んでいるのに、全然回復しないんです。
- 動くとすぐ疲れる
- 気持ちも沈みがち
- 「ちゃんとした母親なのかな…」という不安
頑張りたいのに、体がついてこない。
そんなモヤモヤを、ずっと抱えていました。
「若さ」は失うものじゃなく、眠っているだけだった
まず驚いたのがこの考え方です。
私たちの体には、もともと“若くなろうとする力”がある。
年齢とともに衰えるのは当たり前、
老いとは戦うしかない——
そう思い込んでいました。
でも実は、
体の中にある「エネルギーを生む力」が弱っているだけ。
つまり、
体が老けたのではなく、元気を作る力がサボっていただけなんです。
疲れやすさの正体は「体の発電所」
体の中には、細胞ひとつひとつに
小さな“発電所”のような存在があります。
この発電所が元気だと、
- 動いても疲れにくい
- 気持ちが前向きになる
- 回復も早い
反対に、数や働きが落ちると、
- すぐ疲れる
- やる気が出ない
- いつもだるい
「最近ずっとしんどい」の正体は、
発電所が減って、エネルギー不足になっている状態だったんです。

休みすぎると、逆に疲れる理由
体には、こんなルールがあります。
使わないものは、衰える。
- 動かない → エネルギーを使わない
- 体は「そんなに要らないんだな」と判断
- 発電所の数や力を下げる
その結果、
休んでいるのに、どんどん疲れやすい体になる
という、悲しいループに入ってしまう。
「疲れたら休めばいい」は正解だけど、
動かなさすぎるのも、体には逆効果だったんですね。
お腹が空く時間が、体を目覚めさせる
もう一つ、目からウロコだったのが食事の話です。
若さのカギは、
何を食べるかより、「食べない時間」にあった。
お腹が空くと体は、
- 「エネルギー足りない!」
- 「もっと作れるようにしなきゃ」
と判断して、
発電所を増やし、働きを良くし始めます。
逆に、
- ずっと満腹
- ちょこちょこ食べ
- 早食い
これが続くと、
- 余ったエネルギーは脂肪へ
- 活性酸素が増える
- 老化が進みやすくなる
「ちゃんと空腹を感じる時間」が、
体にとって大事なスイッチだったんです。
体の内側から元気になる、3つの刺激
発電所を元気にするための刺激として、
こんな話が出てきます。
① 少しの「寒さ」
寒さを感じると、体は体温を守るために
エネルギー作りをフル稼働させます。
冷たい風、冷水シャワーなど、
一瞬の刺激でもスイッチは入る。
② 息が切れない運動
ゼーゼーするほど頑張らなくていい。
- 少し楽だけど、長く続けられる
- おしゃべりしながらできるくらい
この運動が、発電所を増やすのに向いています。
③ 姿勢を正す
背筋を伸ばすだけでも、
体はずっと軽く筋肉を使い続けています。
日常の中で、
何もしなくても刺激が入るのが姿勢です。
「老いと戦わなくていい」と気づいて、心が軽くなった
この本を通して、
私が一番ホッとしたのはここです。
- 無理に若返らなくていい
- 頑張りすぎなくていい
- 体を敵にしなくていい
体は、ちゃんと味方だった。
少しの刺激と、少しの空白を与えるだけで、
内側から元気になろうとしてくれる。
そう思えたことで、
「私、もうダメかも」という不安が、
少しずつ消えていきました。
頑張りすぎているママへ
もし今、
- 毎日いっぱいいっぱい
- 自分のことは後回し
- 疲れが当たり前になっている
そんな状態なら、
それは気合が足りないからでも、
根性がないからでもありません。
ただ、
体の元気スイッチが眠っているだけ。
体は、今日からでも少しずつ変われます。
まずは、
「ちゃんと回復しようとしている自分の体」を
信じてあげてください。

【参考文献】
太田成男『体が若くなる技術』サンマーク出版
