子育てをしていると、つい寝かしつけが遅くなったり、子ども自身がなかなか寝付けなかったりしますよね。でも、子どもが十分な睡眠を取れないことは、実は脳の発達に深刻な影響を与える可能性があるのです。
睡眠不足が脳の発達に与える具体的な影響
日本で行われた研究によると、5歳から18歳までの子ども200人を対象にMRIで脳を調査した結果、睡眠時間が短い子どもほど「海馬」という脳の部位の容積が小さいことが分かりました。
つまり、睡眠不足になると海馬が十分に成長せず、記憶力が十分に発達しない可能性があります。

海馬とは?
海馬は、脳の中で短期記憶を司る重要な部位です。新しいことを覚えたり、記憶を整理して長期記憶に移すための中心的な役割を担っています。また、アルツハイマー病など記憶障害が起こる病気では、最初に影響を受ける部位でもあります。
子ども時代の睡眠不足のリスク
子どもの頃に睡眠不足が続くと、脳の発達に長期的な影響が出る可能性があります。研究では、大人になってからの追跡調査は行われていませんが、海馬の容積が小さいことは将来的な記憶力低下につながる可能性を示唆しています。
子どもの脳は成長途中であるため、この時期に十分な睡眠が取れないと、将来的に一生のハンデになることも考えられます。

年齢別の推奨睡眠時間
子どもが健やかに成長するために必要な推奨睡眠時間(お昼寝も含む)は以下の通りです。
- 1~2歳:11~14時間
- 3~5歳:10~13時間
- 6~12歳:9~12時間
- 13~18歳:8~10時間
ママが今日からできること
子どもの健やかな成長のために、以下を意識しましょう。
- 就寝時間を一定に保つ。
- 寝る前の電子機器の使用を避ける。
- 寝る前にリラックスできる環境を整える。
- 親子で十分な睡眠時間を確保する。
子どもの未来を守るために、睡眠の大切さを改めて見直してみませんか?

【参考文献】
- 日本睡眠学会「子どもの睡眠ガイドライン」
- 日本の子ども200人を対象にしたMRI脳画像による睡眠時間と海馬の容積に関する研究