老化は「感情」から始まるってホント?
「年をとる=体力や記憶力が落ちること」と思いがちですが、実は一番最初に老化しやすいのは“感情”なんです。
感情をコントロールしているのは脳の“前頭葉”。40代くらいから少しずつ衰えてくると言われています。
ここが弱ってくると…
- ちょっとしたことでイライラしやすくなる
- やる気が出ない
- ストレスに負けやすくなる
その結果、生活のリズムも崩れてしまい、体や見た目まで一気に老け込むことも。
でも逆に、前頭葉を元気にしてあげれば、心も体も若々しさを保つことができるんです。
脳が元気だと見た目も若々しい
前頭葉が衰えると、心だけじゃなく体や外見にも影響します。
- 感情が不安定になるとストレスで生活が乱れる
- やる気がなくなると動くのが面倒になり、筋力や代謝が落ちる
- そのままにすると、記憶や判断力の低下につながることも
だからこそ「脳を鍛えること」が、実は美容や健康にもつながる“究極のアンチエイジング”なんです。

前頭葉を元気にするコツは「アウトプット」
脳は“インプット(情報を受け取る)”よりも“アウトプット(情報を出す)”で元気になります。
毎日の暮らしでできる4つの工夫
- 日記を書く
今日あったことや「よかったこと」を3つ書くだけでOK。
前向きな気持ちになれて、眠りも深くなります。 - SNSやブログで発信
誰かに伝えようと思うと、自然と考えを整理するので脳が活発に動きます。 - 新しい人と話す
新しい出会いや会話は、脳にとって大きな刺激。若い世代との交流もおすすめです。 - お金の使い方を考える
「これを買ったら家族が喜ぶかな?」と考えるだけで前頭葉のトレーニングに。
思考のクセを変えてもっと若々しく
脳を老けさせないためには、考え方の習慣も大切です。
- 言いたいことはちゃんと伝える
我慢ばかりせず、自分の気持ちを出すことが脳を元気にします。 - 「本当にそうかな?」と疑ってみる
常識や決めつけに流されず、考え直すことで思考が柔らかくなります。 - 小さな楽しみを大事にする
我慢ばかりせず、好きなスイーツや趣味などを取り入れるほうが脳は活発に働きます。
まとめ
老化は「感情の老化」から始まります。だからこそ、心を元気にする“前頭葉のケア”がとても大切。
- 日記やSNSでアウトプット
- 人との交流やお金の使い方を工夫
- 我慢を減らして小さな楽しみを見つける
これだけで、毎日の暮らしがもっと明るく、若々しくなるはずです。

【参考文献】
和田秀樹 『40歳から始める「脳の老化」を防ぐ習慣』 ディスカヴァー・トゥエンティワン