お子さんが部活動を頑張っていると、運動後の水分補給にスポーツドリンクを飲ませることが習慣になっていませんか?
「スポーツにはスポーツドリンクが良い」と思いがちですが、実は注意が必要です!
スポーツドリンクに含まれる「落とし穴」
確かにスポーツドリンクにはミネラルが含まれています。しかし、それ以上に大量の砂糖や糖質が含まれているのです。
例えば、500mlのスポーツドリンクには 角砂糖10個分以上の糖分 が含まれていることも!
砂糖の摂取が増えると、以下のようなデメリットがあります。

疲れがたまりやすくなる
砂糖はエネルギーになりますが、体内でエネルギーに変換するためにはビタミンB1が必要です。スポーツドリンクを頻繁に飲むと、糖の代謝にビタミンB1がどんどん消費されてしまい、不足しやすくなります。
ビタミンB1が不足すると、乳酸が溜まりやすくなり、かえって疲れやすくなる のです。せっかく運動を頑張っているのに、これでは本末転倒ですよね。

腸の炎症を引き起こす
砂糖を大量に摂ることで、腸の粘膜がダメージを受け、炎症を引き起こしやすく なります。腸内環境が悪化すると、栄養の吸収が妨げられ、免疫力の低下にもつながります。
さらに、炎症を抑えるために副腎からコルチゾール(ストレスホルモン)が分泌されます。このホルモンが過剰になると、筋肉の分解が進み、せっかくのトレーニングの効果が薄れてしまうのです。

筋肉が作られにくくなる
コルチゾールが増えることで、体は筋肉を作るのではなく、むしろ壊してしまう方向に働きます。
成長期の子どもにとって、これは大きな問題。せっかく運動して体を鍛えているのに、スポーツドリンクの飲みすぎで逆効果になっているかもしれません。
じゃあ何を飲めばいいの?
スポーツドリンクを避ける場合、以下の飲み物がおすすめです。
・水:基本はこれ!しっかり水分補給できます。
・麦茶:カフェインがなく、ミネラルも含まれている。
・ココナッツウォーター:天然の電解質が豊富で、砂糖不使用のものを選べば最適。
・手作り経口補水液:水500mlに塩ひとつまみ、レモン汁、少量のはちみつを加えると簡単に作れます。

まとめ
・スポーツドリンクには大量の砂糖が含まれ、疲労の蓄積や腸の炎症を引き起こす原因になる。
・筋肉がつきにくくなり、せっかくの運動が逆効果に!
・水や麦茶、ココナッツウォーターなどの自然な飲み物で健康的に水分補給しよう。
お子さんの健康のために、毎日の習慣を少し見直してみませんか?
【参考文献】
- 日本食品安全委員会 「スポーツドリンクの成分と健康影響」
- 厚生労働省 「糖質の摂取と健康リスク」
- WHO(世界保健機関)「砂糖摂取ガイドライン」
- 米国スポーツ医学会(ACSM)「スポーツ時の水分補給に関する研究」
- 日本栄養・食糧学会 「ビタミンB1とエネルギー代謝の関係」