私たちの生活に欠かせない「食品用ラップ」。
電子レンジでの加熱やおにぎりの保存、食材のラップなど、毎日何気なく使っている方も多いはずです。
しかし、この便利さの裏に、見過ごせない健康リスクが潜んでいることをご存知でしょうか?
普通のラップに含まれる「添加物」
多くの市販ラップには、以下のような化学的な添加物が使われています。
- 可塑剤(かそざい):ラップを柔らかくするための添加物
- 安定剤・抗酸化剤:品質を保つために使用
- 接着剤成分:ピタッとくっつけるための成分
これらの成分はプラスチックに含まれているため、高温で溶け出す可能性があります。特に油を含む食品を包んでレンジ加熱すると、成分が食品に移行するリスクが高まるとされています。

子どもの体への影響が心配
子どもは大人よりも体が小さく、免疫機能や内臓の働きも未熟です。
そのため、わずかな化学物質の摂取でも影響を受けやすく、アレルギーやホルモンバランスへの悪影響が懸念されています。
「食品からは気をつけているけど、ラップまでは見ていなかった…」
そんな声もよく聞かれます。

解決策は「無添加ラップ」
こうした問題の解決策として注目されているのが、無添加ラップです。
100円均一ショップでも買うことができます。
無添加ラップの特徴:
- 可塑剤や接着剤などの添加物を一切使用していない
- 加熱しても有害物質が出にくい
- におい移りがなく、食品本来の味を守れる
- 敏感な赤ちゃんや子どもにも安心して使える
無添加ラップを使うことで、毎日の食事の安全性が一段と高まります。
“目に見えないリスク”を減らすための、手軽で確実な一歩です。
まとめ
食品の安全というと、添加物や農薬など「中身」ばかりに目が行きがちです。
しかし、包むものや加熱に使うものにも注意を払うことで、より安心できる家庭の食卓がつくれます。
子どもたちの健康を守るために、今日からラップの見直しをはじめてみませんか?

【参考文献】
- 独立行政法人 国民生活センター「食品包装用ラップフィルムの安全性について」
- 日本プラスチック工業連盟「可塑剤に関するQ&A」
- 食品安全委員会「食品中の化学物質のリスク評価」
- Environmental Health Perspectives (EHP), “Plasticizers and their health effects”
- 日本消費者連盟『見えない化学物質と暮らし』