日々の育児や家事で忙しいママたち。ついつい手軽な清涼飲料水(ジュースやコーラなど)を選んでしまうこと、ありませんか?
でも実は、清涼飲料水を頻繁に飲む女性には「脳梗塞リスク」が高まるという調査結果があるんです。

約4万人の追跡調査でわかった「清涼飲料水と脳梗塞」の関係

大阪大学の磯博康教授(公衆衛生学)の分析によると、岩手・秋田・東京・長野・沖縄に住む40〜59歳の男女約4万人を18年間にわたり追跡したところ、

  • 清涼飲料水を「ほぼ毎日飲む」女性は、飲まない人の約1.83倍の割合で脳梗塞を発症していたことがわかりました。
  • 男性にはこの傾向は見られませんでした。

この清涼飲料水には、糖分が加えられたジュースや炭酸飲料(※果汁100%ジュースは含まれません)が含まれています。

なぜリスクが高まるの?

滋賀医科大学の三浦克之教授も「甘い清涼飲料水の過剰摂取は、糖尿病や肥満につながり、結果的に循環器疾患(脳梗塞や心筋梗塞など)のリスクを高める」と指摘しています。

ママにできること

子どもたちの健康だけでなく、ママ自身の体も大切です。
次のような“ちょっとした工夫”を、今日から取り入れてみませんか?

  • 水や麦茶など、糖分のない飲み物を常備する
  • 甘い飲み物は「特別な日のお楽しみ」に
  • 子どもの飲み物も、日常的に成分表示をチェック

特に育児中は、つい自分の健康が後回しになりがち。
でもママが元気でいることが、子どもの笑顔と家族の安心につながるのです。

まとめ

清涼飲料水の飲み過ぎは、女性の脳梗塞リスクを高めるという事実。
毎日の小さな選択が、将来の健康に大きく関わってきます。
“ちょっと気をつけるだけ”で、ママと家族の未来を守ることができるのです。

【参考文献】

  • 『読売新聞』2013年12月26日夕刊
  • 国立がん研究センター 生活習慣と循環器疾患に関する追跡調査
  • 大阪大学 磯博康教授の分析結果
  • 滋賀医科大学 三浦克之教授のコメント