子どもの心は、毎日すごいスピードで動いている
「ハーバード大学の研究によると、人は1日に6万回も思考している」
そんな驚きのデータをご存じですか?
さらに、その8〜9割がネガティブな内容だと言われています。
「失敗したらどうしよう」「怒られるかも」――
そんな思いが、実は大人だけでなく、子どもたちの心の中でもぐるぐる回っているのです。
どうしてネガティブになりやすいの?
人間はもともと、危険を避けるためにネガティブに考える本能を持っています。
昔は、「危ない!」とすぐ気づくことが生き残るカギだったからです。
脳の「扁桃体(へんとうたい)」という部分が、不安や恐れを敏感にキャッチするしくみになっていて、
どうしても悪いことを考えがちになってしまうのです。
これは、子どもも同じ。
まだまだ心が柔らかい分、周りの影響も受けやすいのです。

ママにできること|子どもの心にポジティブの種をまこう
心は放っておくと、自然にネガティブに流れてしまうもの。
だからこそ、ママが意識してポジティブな声かけをしてあげることが大切です。
たとえば、
- 「できたね!」
- 「よく頑張ったね!」
- 「間違えても大丈夫、次があるよ!」
こんな言葉をかけるだけで、子どもの心に「大丈夫」「やってみよう」という安心感が育っていきます。
毎日の小さな習慣が、未来をつくる
子どもは、ママの言葉や態度を毎日心に刻んで成長します。
ポジティブな言葉をたくさん聞いて育った子は、
- 挑戦を恐れず
- 自分を信じて
- 周りにも優しくできる
そんなしなやかな心を持てるようになります。
今すぐできる、小さな「声かけ」の積み重ねが、未来の子どもたちにとって、何よりの財産になります。

【参考文献】
• Harvard University.(一般紹介資料より)
• Shad Helmstetter Ph.D. “What to Say When You Talk to Yourself”
• National Science Foundation, “Human Thought Study”(人間の思考回数に関する推定データ)