「時間」を見直すことは、自分を大切にすること

子どもの世話に家事に仕事…毎日がバタバタで、ふと気づけば1日が終わっている。そんな経験、ありませんか?

「時間が足りない」「自分のことなんて後回し」——でも、実はその“時間の感覚”を見直すことで、もっとラクに、もっと幸せに過ごせるようになるんです。

「食べたい!」と「ガマンしたい」——その迷いに、人生のヒントがある

たとえば、ダイエット中に目の前に大好物のプリン。
食べる?それともガマンする?

この迷いは、「今の幸せ」と「未来の自分」どちらを選ぶかという“時間の選択”です。
正解はありません。大事なのは「どちらを選びたいか」を自分で決めること。

時間には、4つの種類がある

  1. 幸福の時間:楽しい!嬉しい!と感じる時間
  2. 投資の時間:未来のためにがんばる時間(育児、勉強など)
  3. 役割の時間:「やらなきゃ」で動く家事や仕事の時間
  4. 浪費の時間:SNSやテレビをぼーっと見てる、なんとなく過ぎる時間

どの時間もあっていい。でも、バランスが大切です。

忙しすぎて、時間が“こぼれてる”かも?

「自分の時間がまったくない」と感じるときは、やるべきことが多すぎて、心が“こぼれイクラ状態”になっているサインかも。

そんなときこそ、「幸福の時間」を意識的に取り入れてみてください。

“何気ない時間”に、幸せは隠れている

朝の洗顔や、コーヒータイム。
「ただの習慣」になっている時間を、ちょっと特別にしてみましょう。

たとえば…
・顔を洗うとき、自然の中で洗っているように深呼吸してみる
・コーヒーを豆から挽いて、香りをじっくり味わってみる

それだけで「幸福の時間」に変わります。

子どもの未来も、自分の未来もつくる「時間の選び方」

ママの毎日は、どうしても「役割」と「投資」に偏りがち。でも、その中に「自分が満たされる時間」を少しでも入れると、毎日が変わります。

今日という1日、どう使いますか?
「もしこれが人生最後の日だったら」と問いかけてみてください。
そうすると、心から大切にしたい時間が見えてくるはずです。

おわりに:時間は、味わい尽くすもの

「桜を見られるのは、あと何回?」「子どもと手をつなげるのは、あと何年?」
そう考えると、何気ない日常が宝物に変わっていきます。

ママである自分も、ひとりの女性としての自分も、人生を楽しんでいい。
そのために、「時間」とどう向き合うかが、鍵になります。

【参考文献】

・柿内尚文『このプリンいま食べるか ガマンするか』