「歩く」だけで人生が変わるって本当?
「ダイエットしなきゃ」「ストレスたまる」「物忘れが心配」…
そんな悩みを抱えるママたちにこそ、今すぐ始めてほしいのが「歩く習慣」です。
筋トレやランニングのようなハードな運動じゃなくていい。
実は“ただ歩くだけ”で、脳・体・心すべてに驚くほどの変化が起きるんです。
1. 歩くとアイデアがどんどん湧く!
子育ての悩み、仕事、家事…悩みは尽きませんよね。
でもスタンフォード大学の研究では、「外を歩きながら考える」ことで創造性が最大60%もアップしたという結果が出ています。
スティーブ・ジョブズも「大事な話は歩きながら」するのが定番でした。
さらに、Meta(旧Facebook)のCEOマーク・ザッカーバーグも、会社の屋上に東京ドーム1個分の「歩くためのコース」をつくっています。
彼は会議や重要な決定を「歩きながら」行うことで、より柔軟で創造的なアイデアを出せると考えているそうです。
2. 歩くと脳が若返る!
記憶力や集中力に関わる「海馬」は、年齢とともに縮んでいく脳の大切な部位。
でも、週3回・40分のウォーキングを続けることで、なんと海馬の体積が2%も大きくなったという研究結果が!
さらに、脳の栄養とも言える「BDNF(脳由来神経栄養因子)」も増加。
アルツハイマーのリスクを約40%も下げると報告されています。

3. 健康にも驚くほど効果あり!
歩くことで得られる体のメリットはこんなにたくさん:
- 血糖値・血圧が安定
- ストレスが減り、よく眠れる
- がんや心疾患のリスク低下
- 脳卒中の予防
- 寿命が3.4〜4.5年延びる!
ママの健康が、家族の安心につながります。
4. 座りすぎは「新たなタバコ」
オーストラリアの大規模調査では、1日11時間以上座っている人の死亡リスクが40%も高いという結果に。
子育て中でも、意外と座ってる時間って多くないですか?
運動してても、座りすぎの害は消せません。
「1時間に1回立ち上がる」だけでも、健康リスクを減らせます。

5. 靴も見直してみよう
実は今の靴、多くが「足に悪い」って知ってましたか?
- ヒールや革靴、尖った靴は外反母趾や姿勢の悪化の原因に。
- クッションが厚すぎる靴は、足裏の感覚を鈍らせてしまうことも。
おすすめは「ベアフットシューズ」や、足指が動かしやすいスニーカー。
足の自然な機能を取り戻し、姿勢も歩き方も良くなります。
今日からできる3つのアクション
- 週3回、40分歩く
- 1時間に1回は立ち上がって動く
- 靴を見直す(締めつけが強いものを避ける)
おわりに:歩くことがママの未来を変える
高価なサプリやジム通いよりも、まずは「歩く」こと。
子どもの送り迎えのついで、買い物の前後、家の近所の散歩…。
ちょっと歩くだけでも、ママの毎日は変わり始めます。
人生を変える一歩は、まさに“その一歩”から。
あなたも今日から「歩く習慣」、始めてみませんか?

【参考文献】
- 『歩く マジで人生が変わる習慣』池田光 著(サンマーク出版)
- Oppezzo, M. & Schwartz, D. L. (2014). “Give Your Ideas Some Legs: The Positive Effect of Walking on Creative Thinking.” Journal of Experimental Psychology: Learning, Memory, and Cognition, 40(4), 1142–1152.
- Erickson, K. I., et al. (2011). “Exercise training increases size of hippocampus and improves memory.” Proceedings of the National Academy of Sciences, 108(7), 3017–3022.
- Patel, A. V., et al. (2019). “Walking and longevity: findings from the American Cancer Society’s study.” American Journal of Preventive Medicine, 56(1), 39–45.
- Dunstan, D. W., et al. (2012). “Too much sitting – a health hazard.” Diabetes Research and Clinical Practice, 97(3), 368–376.
- Levine, J. A. (2015). Get Up! Why Your Chair is Killing You and What You Can Do About It. (St. Martin’s Press)