毎日のごはんって、ただお腹を満たすだけじゃなくて、家族の体をつくる大事な時間ですよね。
ここでは「健康で長生きできる食べ方」の基本を、わかりやすくご紹介します。

1. 食生活の基本は「自然に近いもの」

健康のカギはこの3つです。

  • 野菜や果物などの植物性食品(プラントフード)
  • 生の食材を取り入れること(ローフード)
  • できるだけ加工されていない食材(ホールフード)

つまり、「自然に近い食べ物」を選ぶこと。
スナック菓子やインスタント食品は便利ですが、できるだけ控えめに。

2. 生と火を通した料理のバランス

大事なのは “半分は生で”

  • サラダやフルーツを毎日食卓にのせる
  • 煮物や蒸し野菜で体を温める

ただし揚げ物や炒め物を毎日食べ続けるのはNG。
「たまのごちそう」にすれば大丈夫です。

3. 新鮮なうちに食べる

すりおろしリンゴが茶色くなるのは「酸化」のサイン。
食べ物は時間が経つと質が落ちます。

  • 調理したらできるだけ早く食べる
  • 作り置きはなるべく短期間で食べ切る

これだけで体への負担が減ります。

4. 「いつ食べるか」も大事

体にはリズムがあるんです。

  • 昼(12〜20時)→ 栄養をとる時間
     昼ごはんは12〜13時、夜ごはんは18〜19時半が理想。
  • 夜(20〜4時)→ 体の修復タイム
     夜遅くに食べると修復が追いつかなくなります。
  • 朝(4〜12時)→ 排泄の時間
     朝は重たいごはんより、フルーツや水だけでもOK。

5. 夜食はなるべくやめる

「寝る前のお菓子やラーメン」…つい食べたくなりますよね。
でも夜食は体にとって大きな負担。

理想は 夜7時までに夕食を終えること
そのあとはお茶やお水で十分です。

6. 朝は「体を掃除する時間」

朝は体が「出す」ことを優先しています。

  • 朝食を抜くのも一つの方法
  • どうしても食べたいときはフルーツだけにする

これで腸が元気に動いて、スッキリ出せる体になります。

7. 季節の食材より「新鮮さ」

「旬を食べるといい」とよく言いますが、今は保存技術が発達しているので、
季節よりも「酸化していない新鮮なもの」を選ぶことが大切です。

8. 揚げ物・焼き物はほどほどに

揚げ物や鉄板料理を頻繁に食べると、体の老化が早まることも。
「たまの楽しみ」にして、日常は蒸す・煮る料理でバランスを取りましょう。

まとめ

  • 自然に近い食べ物を選ぶ
  • 生と加熱のバランスをとる
  • 作ったらなるべく早く食べる
  • 昼にしっかり、夜は控えめ、朝は軽めに
  • 夜食は避ける
  • 新鮮なものを選ぶ
  • 揚げ物は「たまに」楽しむ

ちょっとした心がけで、家族みんなの体はどんどん元気になります。
「今日のごはん、ちょっと見直してみようかな」くらいの気持ちで始めてみてくださいね。

【参考文献】

  • 『ナチュラルハイジーン健康法』関連資料
  • 栄養学・時間栄養学に関する講演内容