「Trouble is spice of travel」――トラブルは旅のスパイス。
旅先でのハプニングは、その瞬間は大変でも、振り返れば一番心に残る思い出になります。
実は、子育てもまったく同じなんです。
あの時は大変だったのに…
子どもが小さかった頃、遠出の途中で突然の熱。
泣きじゃくる子を抱えながら必死で薬局を探し、やっとの思いで薬を買ったことがありました。
そのときは不安と焦りでいっぱいでした。
でも、今思い出すと――
薬局で親切にしてくれた見知らぬ人の笑顔、子どもが薬を飲んだあとに安心して眠る姿。
その全部が心に残っていて、家族で「あの時は大変だったね」と笑い合える宝物になっています。

小さなトラブルが思い出を作る
- 出かける直前に「靴がない!」と探し回った朝。
- 公園で転んで泣きじゃくったのに、すぐにケラケラ笑いだした午後。
- 家族旅行で道に迷って、偶然見つけた小さな食堂で食べた温かい料理。
どれもそのときは疲れたり、イライラしたり、泣きたくなるほど大変だったはず。
でも後になって思い出すと、不思議と心が温かくなるんです。
むしろ“完璧に順調だった日”よりも、トラブルがあった日のほうがずっと鮮明に心に残っている。
ママへ伝えたいこと
子育ては、毎日が小さな旅。
ハプニングは避けられないし、その瞬間は「なんで私ばっかり…」と感じることもあると思います。
でもどうか覚えておいてください。
そのトラブルは、未来のあなたと家族を笑顔にしてくれる“物語のタネ”なんです。
10年後、子どもが成長したときに、きっとこう語り合えるはずです。
「ママ、あの時のこと覚えてる? あんなに大変だったのに、楽しかったよね」
涙も、笑いも、ハプニングも。
全部ひっくるめて、それが“あなたの家族だけの旅路”を彩るスパイスになるのです
