— ママができる“台所からの健康習慣” —
はじめに
子どもの体は、大人よりずっと敏感です。だからこそ、毎日の食事で使う調味料がとても大切。
お肉や野菜を工夫するのも大事ですが、まずは「調味料を変える」ことが、子どもの未来の健康を守る一番の近道になります。
1. めんつゆは「便利」だけど落とし穴も
めんつゆは子どもが好きな麺料理や煮物に大活躍。でも、市販の多くには添加物がたっぷり入っています。
特に気をつけたいのは、次のようなもの:
- カラメル色素 → 発◯んの懸念がある種類も
- たんぱく加水分解物 → 製造過程で発◯ん性物質クロロプロパノールが出る
- 発酵調味料 → 一括表示で中身が不透明
- ぶどう糖果糖液糖 → 血糖値を急上昇させ、肥満や老化を進めやすい
子どもが毎日食べるごはんに、これらが入っていると、腸内環境や代謝に負担がかかってしまいます。
ママにできる工夫
- 「醤油・かつお節・昆布・みりん」だけで作られたシンプルなめんつゆを選ぶ
- 大きなボトルではなく小瓶を買って、すぐ使い切る
- 時間があれば、自家製めんつゆ(だし+醤油+みりん+少量の砂糖)もおすすめ
2. 子どもの味覚を育てる「塩」の選び方
子どもは小さいころに味覚が決まります。だから塩選びはとても重要。
スーパーでよく売られているのは精製塩。これはほぼナトリウムだけで、他のミネラルがほとんど入っていません。
一方で、天然塩にはカルシウムやマグネシウムなどが自然に含まれ、体に優しく、味覚を豊かに育てる力があります。
気をつけたいこと
- 「減塩」と書かれた調味料は、塩分を減らす代わりに添加物が増えていることが多い
- 大切なのは“良い塩を少量”使うこと
ママにできる工夫
- 海水由来・天日や平釜製法の天然塩を選ぶ
- 塩だけで味を濃くせず、だし・柑橘・香味野菜をプラスして「薄味でも満足できるごはん」にする

3. 甘味料は「ゼロカロリー=安心」じゃない
子どもは甘い味が大好き。だからこそ注意が必要です。
人工甘味料(アスパルテーム、スクラロース、アセスルファムKなど)は、「カロリーゼロ」として売られていますが、免疫力や肝臓に悪影響を与える可能性が指摘されています。
さらに「天然甘味料」と言われるものの中にも、血栓や心臓へのリスクがあると報告されているものがあります。
ママにできる工夫
- 子ども用には人工甘味料入りのお菓子や飲料は避ける
- 甘みをつけたいときは、未精製の砂糖を少量だけ
- 果物の香りや酸味で満足感をプラスする(例:ヨーグルトにりんごやバナナをトッピング)
4. まとめ:小さな一歩で子どもの未来を守る
- めんつゆ → 原材料がシンプルなものを選ぶ
- 塩 → 天然塩を少量に、だしや香りで味を整える
- 甘味料 → 人工甘味料は避け、未精製の砂糖を少量に
調味料は毎日使うもの。ちょっと選び方を変えるだけで、子どもの体と味覚を健やかに育てることができます。
今日のお買い物から、ぜひ「調味料チェンジ」を始めてみてください。

【参考文献】
- 「タバコより危険? スーパーで平気で売られている“最悪の調味料”についての解説」