毎日の食事、特に子どもに食べさせるものは、安全なものを選びたいですよね。でも、スーパーに並ぶ豚肉の中には、知らないうちに成長促進剤(ラクトパミン)が使われたものがあるかもしれません。実は、日本では禁止されているラクトパミンが、アメリカやカナダでは普通に使われているんです。今回は、ラクトパミンとは何か、そしてどうすれば安心して豚肉を選べるのかを解説します!

ラクトパミンってなに?

ラクトパミンは、**豚や牛の成長を早め、脂肪を減らして筋肉を増やすための成長促進剤(β-作動薬)**の一種です。使うと肉の量が増えるので、生産コストを抑えられるため、アメリカやカナダでは広く使用されています。

でも、このラクトパミン、日本では使用が禁止されているんです。なぜでしょうか?

ラクトパミンが日本で禁止されている理由

1. 子どもの健康への影響が心配!

ラクトパミンは、交感神経を刺激する作用があります。そのため、ラクトパミンを含む肉を食べることで、以下のような影響が出る可能性が指摘されています。

心拍数の上昇・不整脈

血圧の上昇

・頭痛や震え、筋肉のこわばり

実際に、アメリカでは「ラクトパミン入りの豚肉を食べたら動悸がした」「手が震えた」といった消費者の声もあるそうです。成長期の子どもに与える影響が不明な部分も多く、日本では慎重な対応が取られています

2. 動物にも悪影響がある

ラクトパミンは、豚の筋肉を急激に増やす作用がありますが、その代わりに動物の体には大きな負担がかかります。

ストレスが増加し、仲間を攻撃する

歩行困難や骨折が増える

心臓発作を起こしやすくなる

実際に、アメリカではラクトパミンを使った豚が次々に体調を崩し、健康被害が報告されています。こうした理由から、動物の福祉の観点でも問題視されているんです。

3. 世界の多くの国で禁止されている

「そんなに危ないなら、世界中で使われていないんじゃないの?」と思いますよね。実は、その通り!

ラクトパミンは禁止している国(約160か国)

日本

EU(欧州連合)

中国

ロシア

ラクトパミンを使用している国

アメリカ

カナダ

EUや中国、ロシアは「安全性が不十分」としてラクトパミンを使用した豚肉の輸入を完全に禁止しています。でも、アメリカやカナダでは今も使われ続けていて、日本のスーパーにはそれらの豚肉が輸入されていることがあるんです!

どうすれば安心して豚肉を選べる?

ママとして、家族に安心な食材を選びたいですよね。スーパーで豚肉を選ぶときに、気をつけたいポイントをまとめました!

国産豚肉を選ぶ

 → 日本ではラクトパミンが禁止されているので、国産なら安全!

「ホルモンフリー」「成長促進剤不使用」の表示を確認

 → 最近は安全性をアピールするパッケージも増えています

輸入豚肉の原産国をチェック!

 → アメリカ・カナダ産はラクトパミン使用の可能性があるので要注意

まとめ

ラクトパミンは、成長を促すために使われる成長促進剤(β-作動薬)

日本では健康への影響や動物の負担を考えて使用禁止!

でも、アメリカやカナダ産の豚肉には含まれている可能性がある

国産豚肉を選べば、安心して家族に食べさせられる!

毎日の食事は、子どもの未来の健康につながる大切なもの。ちょっとした知識で、より安全な食材を選んでいきたいですね!

【参考文献】

1. European Food Safety Authority (EFSA) 「Scientific Opinion on the safety and efficacy of ractopamine as a feed additive for pigs and cattle」

2. World Health Organization (WHO) 「Ractopamine risk assessment report」

3. U.S. Food and Drug Administration (FDA) 「Ractopamine hydrochloride in animal feed」

4. Food and Agriculture Organization of the United Nations (FAO) 「The impact of beta-agonists on animal health and food safety」

5. 日本食品安全委員会 「ラクトパミンの食品安全に関する評価」