「最近、子どもの肌が荒れやすいな…」
「なんだか花粉症が年々ひどくなってるかも…」
そんなちょっとした不調、食べているものが原因かもしれません。
特に、私たちの生活に欠かせない「小麦」。
実はこの小麦に、家族の健康を揺るがす大きなリスクがあることをご存じですか？
今回は、ママに知っておいてほしい「小麦と健康」に関する5つのポイントを、わかりやすくご紹介します。
ポイント① 小麦には強い農薬が使われている！？
輸入小麦には「ポストハーベスト農薬」という、収穫後に直接ふりかける農薬が使われています。
これは輸送中のカビや虫の発生を防ぐためですが、日本では国産作物には使用が禁止されているほど強い毒性を持っています。
でも輸入小麦には使用が認められていて、なんとサイロや船内などで5〜6回も農薬が噴霧されることもあるんです。
ポイント② グルテンは免疫のバランスを狂わせる？
小麦に含まれる「グルテン」は、体内でTNF-α（腫瘍壊死因子アルファ）という免疫物質の働きを妨げることが知られています。
このTNF-αは、がん細胞を毎日せっせと殺してくれている大事な免疫の番人。
でもグルテンを摂ると、TNF-αががん細胞を見逃してしまったり、誤って自分の体を攻撃することがあるんです。
体温が高い人、低い人、免疫力が強い人、弱い人で、攻撃する場所が変わると言われています。
これを東洋医学では八鋼弁証（ハッコウベンショウ）と呼びます。
その結果、こんな病気や症状が出やすくなります：
- 皮膚を攻撃 → アトピー性皮膚炎
- 鼻を攻撃 → 花粉症・中耳炎・後鼻漏
- 腸を攻撃 → クローン病
- 関節を攻撃 → リウマチ
- 神経を攻撃 → パーキンソン病
これは「グルテン付帯症」と呼ばれますが、アレルギーとは違い、検査ではわからないのが厄介です。
症状だけ見て薬や手術で対応してしまうのが、今の医療の現実です。
ポイント③ 日本ではなぜ問題にされないの？
実は日本は「MSA条約（PL480条）」という国際的な取り決めにより、アメリカから毎年18万トン以上の小麦を買うことが義務づけられているんです。
だから「小麦は体に悪い」と公には言えないのが現状…。
戦後の条約の名残で、日本の食卓には大量の小麦が当たり前のように並んでいるのです。
ポイント④ アメリカでは「グルテンフリー」が急成長！
一方で、アメリカではグルテンの健康への影響が広く知られ、グルテンフリー食品市場が急成長しています。
- 2020年：約64億ドル
- 2026年：予測で約114億ドル（約183%増加）
年平均成長率（CAGR）10.1%という勢いで、グルテンフリーはもはや“トレンド”ではなく“健康習慣”になっています。
ポイント⑤ 家族の健康を守るには「米粉」がカギ！
「じゃあ、何を食べればいいの？」と悩むママも多いと思います。
でも大丈夫！日本には安心・安全な「米粉」があります。
- 米粉パン
- 米粉ホットケーキ
- 米粉のグラタンやお好み焼き
どれも小麦の代わりに使えて、しかもおいしい♪
最近はスーパーでも手軽に手に入るようになっています。
ちなみに、昔ながらの手延べそうめんは熟成工程でグルテンが分解されているため、体にやさしいと言われています。
まとめ
- 輸入小麦には強い農薬が使われている
- グルテンは免疫（TNF-α）の働きを乱す可能性がある
- 自己免疫疾患やアレルギーの一因になることも
- アメリカではグルテンフリーが当たり前に
- 小麦をやめて米粉にするだけで、体が変わるかも！
家族の健康に何が最適かを考えるとき、無理にすべてを変える必要はありません。
まずは、パンや麺類を少しずつ米粉製品に置き換えてみるのはいかがでしょうか？
「控える」選択肢が、健康な毎日への第一歩になるかもしれません。
【参考文献】
- “United States Gluten-Free Food Market Set to Reach USD 11.4 Billion by 2026 – ResearchAndMarkets.com,” Business Wire
https://www.businesswire.com/news/home/20211230005130/en - “US Gluten-Free Food Market Expected to Exceed $11 Billion by 2026,” PR Newswire
https://www.prnewswire.com/news-releases/us-gluten-free-food-market-expected-to-exceed-11-billion-by-2026-301523445.html
