こんにちは。子育てママのみなさん、「将来、うちの子には幸せに暮らしてほしい」「安定した職業についてほしい」と思ったこと、きっとありますよね。でも、塾や習い事にどれだけ通わせたら安心なのか、正直わからない……。
今回は、子どもが将来「しっかり豊かに生きられる大人になる」ために、幼少期に何をすればいいかをまとめてご紹介します。
1. 子どもには「スポーツ」を!
3〜10歳の時期にスポーツをしていた子は、将来の生活の安定につながりやすいことが、海外の研究で明らかになっています。
「うちの子、勉強が心配だからスポーツより塾…」と思っていませんか? 実は逆。スポーツは学力向上にもつながることがデータで証明されているんです。
スポーツ経験がある子は、
- 忍耐力や協調性が育つ
- チームでの役割意識が身につく
- 面接時の評価が高くなる(履歴書に書くと効果大!)
など、社会に出てからも活かせる力が自然と身につきます。
2. リーダー経験が自信と将来の力につながる
「生徒会長? 部活のキャプテン? うちの子にそんなの無理無理…」と思わないで!
リーダー経験は、最初から向いている子だけのものではありません。経験を積むことで「人前で話す力」「判断する力」「周りをまとめる力」が育ちます。しかも、将来の仕事や生活にもつながるというデータもあるんです。
家庭でも、例えばお手伝い係や週末の家族イベントのリーダーを任せてみるところから始めてみてください。

3. 「非認知能力」が未来を左右する
非認知能力とは、テストの点数では測れない力。
- やり抜く力(グリット)
- 自制心
- 忍耐力
- 共感力
これらは、仕事や人間関係、健康的な生活にも関係することが証明されています。育て方は?
答えはシンプル。「子どもが小さいうちに、親がしっかり関わること」です。
特に0〜3歳は「黄金の時間」。言葉の発達が早まるこの時期に、たくさん話しかけ、絵本を読んであげることが未来の非認知能力につながります。
4. 無理に偏差値の高い学校を選ばない
「とりあえず偏差値が高い学校に…」と選ぶ前に、その学校がわが子に合っているかを考えましょう。
自分の力に合わない集団に入ってしまうと、自信をなくし学力が下がるリスクも。
ポイントは、“周りと比べる”のではなく、“過去の自分と比べる”姿勢を親が伝えることです。
5. 勉強は「目標・習慣・チーム」で変わる!
今、勉強が苦手でも大丈夫。3つのステップで“できる子”に育てる方法があります。
①【行動目標】を立てる →「毎日15分だけやる」など、自分で達成できる目標にする
②【習慣化】する →ゲームのログインボーナスのように、ごほうびを設定して毎日続ける
③【チームで取り組む】 →きょうだいや親と一緒に取り組めばサボりづらくなります
最後に
子育てには、正解がありません。でも、「確かな根拠がある方法」を知っているだけで、ママの迷いや不安はずっと軽くなります。
ぜひ、毎日の子育てに役立ててみてくださいね。

【参考文献】
中室牧子『エビデンスで子育て』(ディスカヴァー・トゥエンティワン) Heckman, James (非認知能力と収入の相関) カリフォルニア大学・パデュー大学・ノルウェー等の研究データ OECD “Education at a Glance” 他