毎日、子どもにごはんを作って、洗濯をして、仕事にも追われて…気づけば「自分のための時間なんてない」と感じていませんか?
そんなママにこそ知ってほしいのが、「早起き」の力です。
いつのまにか「受け身の人生」に
朝から夜まで、家族や職場の予定に振り回されて、自分の時間が後回し。やりたいことも、考える時間も持てずに、1日が終わってしまう。
それは、「人生のハンドル」を自分で握れていない状態かもしれません。
解決のカギは、早起きにあり
朝早く起きて、誰にも邪魔されない時間を持つことで、「自分で決める力」が戻ってきます。
- 朝は脳のゴールデンタイム。集中力が高く、判断も冷静にできます。
- 小さな「自分との約束」(=早起き)を守ることで、自己肯定感もアップ。
- 朝日を浴びると、心の安定にもつながります。
つまり、早起きは「時間」だけでなく「心」にも効くんです。
どうして早起きできないの?
実は、できない理由には“脳のクセ”があります。
- 変化を嫌う脳…今の生活リズムを変えるのは、脳にとっては“危険信号”。
- 気合いに頼る…「明日こそは!」では続きません。
- あれこれ詰め込みすぎ…早起きして、英語も運動もって…無理です!
成功のコツは「夜」にあり
「起きられない」のは、「ちゃんと寝ていない」だけ。だからまず、夜の過ごし方を見直しましょう。
- まずは30分だけ早く寝る:いきなり2時間早起きはムリ。少しずつが◎
- 1つの習慣だけに集中:「早起きする」だけでOK。勉強や家事は後から。
- 寝る前の行動を見直す:スマホを触らない、21時にはお風呂に入るなど。
- 朝の“ごほうび”を用意:好きなコーヒーや読書、静かなひとり時間など。
- 夜更かしの原因=帰宅の遅れを防ぐ:スケジュール管理も早寝のカギです。

「早く寝た者だけに、朝はやってくる」
これは、すべてのママに届けたい言葉。
自分の時間がなくてイライラしていた毎日が、朝の30分で変わっていく。そう思えば、ちょっと早くお布団に入るのも悪くないですよね。
おわりに
子育ても、家事も、やることは尽きません。けれど、「自分のための静かな時間」があるだけで、心のゆとりが変わります。
「早起き」は、がんばるママがもう一度、自分の人生を取り戻すための小さな第一歩。今夜は、いつもよりちょっと早く寝てみませんか?

【参考文献】
『人生の主導権を取り戻す 早起きの技術』古川武士著(日本実業出版社)