「うちの子、全然覚えられないんです…」
「何度も読ませてるのにテストで点が取れない」
そんなお悩み、ありませんか?
実は、「勉強が苦手」なのは子どもの才能や努力不足ではなく、「やり方」が間違っているだけかもしれません。
今回は、科学的に効果が証明されている“本当に使える”勉強法をご紹介します。
なぜ「正しい勉強法」が大切なの?
勉強は、将来の選択肢を広げるための大事な手段。でも、「努力=成果」にならないことも多くあります。
たとえば…
- 何度も教科書を読んでも覚えられない
- ノートをきれいに書いても成績が上がらない
それは、脳のしくみに合っていない「非効率な勉強法」だからです。
やってしまいがちなNG勉強法
繰り返し読むだけ
目は動いていても、頭は働いていません。
「受け身の勉強」は記憶に残りづらいのです。
ノートに写すだけ
手を動かすことに意識がいって、内容の理解が止まってしまいます。
マーカーを引くだけ
「覚えた気になる」だけで、実は脳には残っていないことが多いです。

科学が証明した!本当に効果的な勉強法
① アクティブリコール(思い出す練習)
何も見ずに思い出す練習が、記憶を強くします。
例:20分勉強 → 白紙に書き出して10分思い出す
② 分散学習(ちょっとずつ繰り返す)
1日後、3日後、1週間後…と復習することで、忘れにくくなります。
③ アクティブリコール×分散学習=最強
「思い出す練習」と「間をあけて繰り返す」を組み合わせると、記憶がしっかり定着!
④ 精緻化質問(なぜ?と考える)
学んだことに「なぜ?」「どうして?」と問いかけると、理解が深まり、忘れにくくなります。
子どもが続けられる“心のコツ”
ちょっとだけ負荷をかける
勉強がしんどく感じるのは、脳がちゃんと動いている証拠。「辛い=効いてる」と思ってOK!
成功体験を積ませる
「できた!」を増やすことで、自信がつきます。
勉強記録ノートに「今日やったこと」「点数の変化」を書くのも◎
自分で決める
子どもに「選ばせる」とやる気が続きやすくなります。
「何時からやる?」「先にどの教科やる?」と聞いてみてください。
最後に:勉強は一生使える力
子どもにとって勉強は、「自分の可能性を広げるカギ」です。
たとえ今すぐテストで成果が出なくても、今回紹介した学習法は、将来の資格取得やスキルアップにも役立ちます。
そして、ママ自身が学び直すときにも使えるテクニックです。
「うちの子、やればできる」
そう信じて、「正しい勉強法」というプレゼントを、ぜひ渡してあげてください。

【参考文献】
『科学的根拠に基づく最高の勉強法』安川康介(サンクチュアリ出版)